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第168臨時国会は10日、召集される。自民党以外の政党が参院で最大会派を占める中、本格的な論戦の場を迎えることになる。政府・与党にとって焦点は11月1日に期限が切れるテロ対策特別措置法の延長だが、民主党の小沢一郎代表は反対しており、延長のメドは立っていない。ただ、焦点となっていた参院予算委員長ポストで、自民、民主両党の参院国対委員長は7日、自民党に配分することで合意した。民主党側の妥協ともいえ、対決姿勢は早くも揺らいだ格好だ。
与野党が逆転した参院は「民主党・新緑風会」が最大会派で、小沢氏は予算委員長など主要ポストを奪取するよう指示していた。一方、自民党側も通常国会での予算案審議を考慮し予算委員長の確保にこだわっていたが、国会の混乱を回避するために参院幹部は譲歩する姿勢もみせていた。
ところが7日になり、与謝野馨官房長官、自民党の麻生太郎幹事長らが予算委員長を確保するよう参院国対幹部に指示。参院の自民、民主両党間で断続的に協議した結果、民主党は予算を自民党に譲ることで合意した。民主には外交防衛、厚生労働など9ポスト、自民に予算など6ポスト、公明に法務など2ポストを配分することになった。
民主党代表代行の輿石東参院議員会長は同日の記者会見で「予算委員長を渡しても怖くない。委員は民主党が多いのでいつでも解任できる」と語ったが、国会開会前からの妥協には党内から反発が出ている。
政府・与党にとって最重要課題は、自衛隊をインド洋へ派遣する根拠となっているテロ特措法の延長問題。民主党の小沢代表が延長に強硬に反対していることから、新法の提出も含め柔軟に対応し、自衛隊派遣を継続したい意向だ。
一方、民主党は、年金保険料を給付以外に流用することを禁止する「年金流用禁止法案」を再提出する。また、安倍改造内閣発足後からわずか8日で遠藤武彦前農相が辞任するなど、安倍政権発足から5閣僚の不祥事が相次いでいることから、安倍晋三首相の任命責任を問う首相問責決議案の提出も検討している。
10日は衆参両院本会議で各委員長などを決め、午後1時から天皇陛下を迎え開会式、同2時から衆院本会議で、安倍晋三首相が所信表明を行う。【高塚保】
最終更新:9月7日22時16分
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