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鴨下環境相、報告書訂正へ 借入金食い違い ずさん管理認める【中日新聞】
2007年9月6日 朝刊
鴨下一郎環境相の資金管理団体の不透明な政治資金処理問題で、鴨下氏は五日午後、環境省内で報道陣に対し、資産管理がずさんで政治資金収支報告書などにミスがあったことを確認、報告書を訂正することを明らかにした。「公人として、国民の皆さまに対し大変申し訳ない」と謝罪。進退については「きちんと説明し引き続き公務に当たりたい」と述べ、辞任は否定した。
鴨下氏の訂正は、鴨下氏から資金を借りた資金管理団体(現・政策パラダイム研究会)の収支報告書と、その貸付金を記載すべき資産報告書。
鴨下氏によると、資金管理団体は一九九六年に二百万円、九七年に一千万円、九八年に三百万円をそれぞれ鴨下氏から借りた。九七年の管理団体の収支報告書の借入金残高は実際は千二百万円だったが、一千万円と誤記。九八年から二〇〇五年までの報告書では、九六年の借入額を誤って八百万円多い一千万円と記入していたため、実際の借入金残高は千五百万円だったのに毎年二千三百万円と誤記しており、いずれも訂正するとしている。
また鴨下氏がこれまで衆院議長に提出した資産報告書には、こうした貸付金の記入がないことも判明。これも訂正する。
訂正の根拠については「私の記憶と当時の政治資金収支報告書を見た」と説明したが、貸借関係を裏付ける書類などはないことも明らかにした。
ミスの原因は「明らかではない」とし、誤記が続いたのは「その都度担当者が変わっていた。借金の繰り越しを疑いもなく踏襲してきた」と釈明。「管理がずさんでは」と問われると「その通りだと思う。厳密に(個人と団体の)経理を区分すべきだった」と語った。
個人資金を貸した理由は「運転資金が足りないと、個人のところから引き出していた」と話した。
◆上川担当相も記載漏れ 資産公開貸付金「事務所と連絡ミス」
上川陽子少子化担当相(自民、衆院静岡1区)は五日、二〇〇〇年に初当選して以来の資産公開で貸付金の記載漏れがあったとして衆院事務局に訂正を届けた。貸付金の額は、同年六月の時点で約九百六十八万円、〇三年十一月時点で約千百十八万円、〇五年九月時点で約七百九十八万円だったが、いずれも「該当なし」と報告していた。
上川氏の事務所によると、記載漏れがあったのは、資金管理団体の「アジア太平洋懇話会」と政治団体「かみかわ陽子後援会」に対する貸付金。両団体の政治資金収支報告書には、借入金として記載していたという。
衆参両院議員は、所得や増加した資産の報告書を毎年春に提出するよう国会議員資産公開法で義務付けられている。上川氏の事務所は「資産公開は家族が管理していたが事務所側との連絡ミスで記載漏れを起こしてしまった」と釈明している。
http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2007090602046686.html
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