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2007年08月26日
見逃される政治家の犯罪
内閣改造や政権交替の話ばかりが騒がれる陰で、昨今の政治資金規正法がらみの政治家の犯罪的醜聞が放置され続けるている。
この問題を考える時にいくつかの重要なポイントがある。
一つは、事務所費経費のごまかしで明らかなように、政治資金なるものの流用が長年にわたって公然と行われてきたことである。すでに多くの議員がうそぶいているように、殆どすべての議員がなんらかの不正処理を行っているに違いない。だから野党が追求しようとしても、逆襲されて腰砕けになる。
二つは、訂正し、責任を感じていると言って頭を下げる、それで免罪されるケースがあまりにも多いといういい加減さだ。しかも不正をした議員に対する政治的対応やメディアの追及におびただしい不公正が存することである。一罰百戒とか、トカゲの尻尾切りとか、武士の情けとか、様々な言葉が使われるが、弱い政治家が叩かれる一方で、内閣が吹っ飛ぶような大物政治家の不正が、いつもうやむやにされる。そこに政治的な作為が明らかに存する。
三つは、我々国民の無力ぶりである。いくらこれらの不正、不平等に怒ったところで、残念ながら我々は直接的には何も出来ない。せいぜい選挙で意思表示をする程度だが、選挙に大敗した安倍政権の居直りがここまで放置されるのだからどうしようもない。政党政治が国民のために機能しない限り政治の不正は放置され続けることになるのだ。
それにしても、8月25日の朝日新聞社会面を見て、改めて腹立たしい思いを禁じえなかった。同じ紙面に長勢甚遠(自民)、玄葉光一郎(民主)、横嶺良郎(民主)の三つの醜聞がそろって掲載されていた。長勢の場合は関係NPO法人からの資金受領であり、玄葉の場合は談合関与の業者からのパーテー券購入であり、横嶺の場合は賭けゴルフの前科である。報道されているのが事実であればいずれも看過できない政治家の違法行為だ。
横嶺の醜聞について彼を公認した民主党はどうとるつもりなのか、個人的に興味がある。というのも私には、三年前の参議院選挙の時、菅直人党首(当時)から立候補の誘いを受けたにもかかわらず、年金問題で菅が党首を辞めて岡田党首になったとたん、若手保守議員からの猛烈な反対にあって、あげくの果てに、「あなたが立候補すれば醜聞を暴かれる。民主党に傷がつくから公認することはできない」と面と向かって断られた不快な経験があるからだ。勿論私にはまったく身に覚えのない話だ。どんな醜聞なのかと聞いても答えてくれなかった。私を絶対に政治家にさせたくない外務省と民主党議員の一部が図った工作に違いない。私の醜聞の噂は今でも民主党内で流布されている事を私は最近確認した。今の民主党が私を公認することはなく、私が決して民主党の公認を求めようとしない理由がここにある。
こころざしや政策だけで政治家になる事は出来ない。驚くほど卑劣で次元の低い世界だ。それでも政治家になりたい者が多いのは何故か。この答えの中に日本の政治の将来がかかっている。
http://www.amakiblog.com/archives/2007/08/26/#000497
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