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原爆が投下された直後の広島と長崎の惨状を撮影したアメリカ人写真家のジョー・オダネル氏が、10日、亡くなりました。85歳でした。
オダネル氏は、1922年にアメリカ東部のペンシルベニア州で生まれ、23歳のときに従軍カメラマンとして原爆が投下された直後の広島と長崎を訪れ、街の惨状や被爆した人々の様子を写真に収めました。
オダネル氏は、原爆の被害のあまりのせい惨さに、戦後45年間、写真の公表を控えてきましたが、被爆者が相次いで亡くなる中で、原爆の恐ろしさを後世に伝えるべきだと考え、アメリカや日本で写真展を開くようになったということです。
このうち、長崎で撮影された、原爆で死亡した弟を背負ったまま、ぼう然と立ちつくす少年の写真は広く知られ、日本の教科書にも使われています。
オダネル氏は、戦後、ホワイトハウスの専属カメラマンとしてケネディ大統領など5つの政権に仕えましたが、自身も広島や長崎で被爆したことで入退院を繰り返すなど放射能による健康被害に苦しんできました。
オダネル氏の妻の坂井貴美子さんは、NHKの電話取材に対して、「原爆の被害がどれだけ深刻なものか、夫の写真は伝えています。写真を通して過去の過ちを学び、未来の平和にも役立つよう、これからも写真展を開いていきたい」と話しています。
8月12日 7時5分
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/08/12/k20070812000021.html
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/08/12/d20070812000021.html
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