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さる7月29日に行われた参院選。安倍晋三総理率いる自民党は37議席獲得にとどまった。文字通りの「歴史的大敗」だ。今回の選挙も、徹底した情報戦だった。大手メディア、とりわけNHKは、直前に自民党選対が作為的に流していた情報に翻弄。「歴史的大敗」になるとは考えていなかった節がある。
選挙後、欧米からは今回の参院選についての評価がさかんに流れてくる。「民主が政権をとれば、日米自由貿易協定などの懸案がすべてストップする」とあからさまに懸念を口にするものが多い。
しかし、こうした海の向こうからの言論に惑わされてはいけない。」米国におけるミリタリーのインテリジェンス機関は少なくとも3年前からこの「歴史的敗北」を予期していた。いわく、「日本が変わるのは2007年7月の参院選から。それまでは何も変わらない」。確かにその通りであった。
私が知る限り、日本の自称「インテリジェンスのプロ」の中でこうした米国の分析を事前に披露していた人物はいない。しょせん、そのレベルなのだろう。米国の情報機関は人を見て、異なったレベルの情報を流す。確度の高い情報は、それだけ意味のある人物・組織にしか流さないのだ。
日本でも数名だけ、この情報に触れていた可能性が高い政治家がいる。ひとりは小泉前総理。もうひとりが福田元官房長官。「安倍を立てるフリをして、実際には来るべき『歴史的大敗』から自分自身を無傷で守る」──野心家で目立ちたがり屋の政治家達にとって、米系ルートでの確度の高い情報が無ければ、そんな戦略をとることはできない。
他方で、同じレベルの情報を得ていた可能性があるのが北朝鮮だ。直前まで米朝雪解けかと思わせておきながら、突然、軽水炉の提供を要求。ワシントンが政治的に認められない要求であることは明らかだった。当然、6ヵ国協議と米朝協議は止まる。こうなると、北朝鮮は必ず「南北カード」か「日本カード」を切ってくる。
すると絶妙なタイミングで参院選。内政で瀕死の重傷を負った安倍総理は外交で得点を挙げるしかない。計算づくしの北朝鮮が拉致被疑者の再調査など魅惑の「日本カード」を切れば、喜んで受け入れる素地は既にできている。
これを偶然ということなかれ。知らぬはインテリジェンスなき安倍総理率いる日本政府だけだ。
[新世紀人コメント]
利用される者達はボロ屑のように捨てられる。
知識人も政治組織もマスコミも同様だ。要領の悪い政治家達は勿論だ。
福田元官房長官が情報に触れていた可能性はある可能性を私も考えたい。
コイズミについてはどうであろうか? 情報の提供が無くても彼は日米の実態をよく知っていた筈だ。
国民を騙しきったように自民党の安倍政権グループも騙しきったのだ。
そしてニヒルな苦い酒を味わっていた筈だ。孤独な男である。
私は今回の参院選について自民党は負けるとすれば、殆ど差の無いほどに負けたとは言えない程度の負け方をするか、または、40議席獲得などには遥かに及ばない大敗北をするであろうと考えていた。
また、小政党やグループは振り落とされるものと善戦的横ばいをするものとに分かれるだろうと考えていたがこれも"激動的"にそうなった。それらについては「そのやり方では駄目だろう」と見ていたのだがその通りになった。別に私の観測がいい線に行ったとしても何のことは無い。政治情勢には無関係だ。ただ自分自身が「痛快」であっただけの事である。
日本国民の在り方と現在の選挙制度から考えれば以上の様な結論は当然だろう。
選挙制度が変われば自民党敗北の結果も違った姿を見せる筈だ。
国民は怒って具体的政策の実施を望んでいる。その為には実行力を期待できる大政党に票が集まるのは当然だ。
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