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(回答先: 安倍自民ボロ負け…それでも辞めない 07年参院選(スポニチ大阪) 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 7 月 30 日 08:33:12)
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/07/30/06.html
自民党は30議席台の大惨敗。安倍晋三首相(52)は続投を表明したが「レームダック(死に体)」になった。党内では後継者選びの動きが加速。本命視されていた麻生太郎外相(66)に加え、福田康夫元官房長官(71)が浮上。衆院解散を控え、小泉純一郎前首相(65)が絡んでの大政局に発展する可能性が出てきた。一方、民主党の小沢一郎代表(65)は参院で問責決議案を多発するなどし、自公政権を追い詰める構えだ。
安倍首相は自民党本部で「この惨敗の責任はわたしにある」としながらも「われわれの国づくりはスタートしたばかりだ。これからも首相として責任を果たしていく」と続投を表明した。
内閣改造について「全党的に一丸となれる体制を考えていく」と挙党体制を構築する考えを表明。衆院解散については「まず実績を挙げることが大切で、早期に解散する考えはない」と述べた。
中川秀直幹事長は惨敗について「幹事長に責任があるのは間違いない」とし、安倍首相に辞表を提出。青木幹雄参院議員会長も自らの責任について「当然、覚悟している」と議員会長を辞任する意向を示した。
しかし、今回の結果は国民が安倍首相に不信任を突きつけたもの。党内には「もう安倍首相では選挙は戦えない」との声もあり「ポスト安倍」への動きが加速するのは必至だ。
新総裁選びのポイントになるのは小泉純一郎前首相、安倍首相の「改革路線」を継承するか、修正するかという点だ。継承するなら前回の総裁選で2位になった麻生太郎外相が最有力。今年6月には政策やビジョンをまとめた「とてつもない日本」を出版して「ポスト安倍」をアピールした。しかし、選挙期間中の「アルツハイマー」発言で失速。安倍内閣の重要閣僚であることもネックになりそうだ。
小泉・安倍路線を修正するなら本命は福田康夫元官房長官。前回の総裁選は出馬を断念したが、事前の調査では麻生氏より人気が高かった。
問題は福田後継の場合の小泉氏の出方だ。福田氏は年金未納問題を理由に官房長官を辞めたが、裏には「小泉外交」への不満があったとされる。反小泉路線の候補としては前回の総裁選に出馬した谷垣禎一前財務相の名前も挙がる。
小泉氏に近い永田町の関係者は「小泉氏は自身の再登板は否定しているが、反小泉政権ができれば動くだろう」と、次の衆院選での小泉新党旗揚げの可能性を示唆。小泉内閣を支えた武部勤前幹事長が立ち上げた議員グループ「新しい風」のホームページには杉村太蔵衆院議員ら計32人の国会議員が名を連ねている。「民主党の反小沢勢力まで取り込めば80人近いグループになる可能性がある」(自民党関係者)という。小泉新党では小泉氏が「キングメーカー」になって小池百合子防衛相を担ぐという推測も流れている。
[ 2007年07月30日付 紙面記事 ]
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