★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK39 > 824.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.sponichi.co.jp/osaka/soci/200707/30/soci208567.html
◆ 党内では「ポスト安倍」への動き加速 ◆
自民党1人区で6勝23敗。公明党も比例区あわせて1ケタ。与党の惨敗で安倍晋三首相(52)が「死に体」となり、党内では「ポスト安倍」への動きが加速した。最右翼の麻生太郎外相(66)に加え、福田康夫元官房長官(71)も浮上してきた。一方、歴史的大勝利を治めた民主党は小沢一郎代表(65)が過労でダウン。昨年9月の心臓病入院に続いて、健康面での不安をのぞかせた。
◆ 中川幹事長、青木参院議員会長が辞任表明 ◆
半世紀守ってきた議長ポストまで失った安倍自民。中川秀直幹事長、参院のドン・青木幹雄参院議員会長が相次いで辞任を表明する中、肝心の安倍首相は既定路線通り、“負けても辞めない”ことを繰り返した。
投票終了直後から重苦しい雰囲気の自民党本部。テレビキャスターから厳しい質問を矢継ぎ早に浴び、ひざの上で手を握り締める首相の目もうつろだ。A級戦犯の1人「赤城農相を辞めさせないのか」と突っ込まれ、しどろもどろ。午後11時すぎ、30議席代になることが分かると「えっ」と口ごもった。
しかし再三、進退について問われたが「わたしの国づくりはスタートしたばかり」「(政権の)基本路線は多くの国民の理解をいただいている」と主張するばかりだった。
だが、政権運営が厳しくなるのは必至。首相は9月中、下旬までに内閣を大幅改造する構えだが、野党は秋の臨時国会で衆院の解散をもくろむ。首相の問責決議案可決で立ち往生する事態も予想される。公明党も自民党との全面的協力関係を見直さざるを得ない状況だ。
国民新党などとの連携による多数派形成は困難で、国会は与野党勢力が対峙(たいじ)しながら衆参それぞれで多数を握り合うという前例のない事態を迎える。
一方で、党内では「ポスト安倍」への動きが加速する。最右翼は前回の総裁選で2位になった麻生太郎外相。だが、安倍内閣の重要閣僚であることがネックになりそう。次にあるのが福田康夫元官房長官。前回の総裁選は出馬を断念したが、人気は麻生氏より高かった。
問題は福田氏の場合の小泉純一郎前首相(65)の出方だ。福田氏は年金未納問題を理由に官房長官を辞めたが、裏には「小泉外交」への不満があった。小泉氏に近い永田町関係者は「小泉氏は自身の再登板は否定しているが、反小泉政権ができれば動くだろう」と指摘。小泉チルドレンを核に民主党の反小沢勢力まで取り込んだグループで次の衆院選での小泉新党旗揚げの可能性を示唆している。新党では小泉氏が「キングメーカー」になって小池百合子防衛相を担ぐという推測もある。
自民惨敗で再び「サプライズ政局」になりそうだ。
[ 2007年7月30日付 紙面記事 ]
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK39掲示板
フォローアップ: