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(回答先: 追跡 闇の監視部隊 対象勢力/卑劣な目、抗議集会にも (1)(しんぶん赤旗) 投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 7 月 26 日 19:10:39)
http://www.jcp.or.jp/tokusyu-07/19-jieitai/akahata/index.php?pg=02
追跡 闇の監視部隊
「面割り」/未公表の名前まで記録
(2)
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「面割り」――人物の容ぼうから、犯罪の容疑者などを特定することをいいます。警察などの捜査機関であれば別ですが、日常生活では使われることは少ない言葉です。
「情報保全隊では、日常的にやってますよ」
ここに、情報保全隊の活動を知る人物がいます。仮にX氏と呼びます。日本共産党が明らかにした同隊内部文書について「同様のものを見たことがある」というX氏は、情報収集のために同隊が「面割り」を行っていると証言します。その対象は、犯罪者ではなく市民です。
長期の収集
内部文書からも、面割りの痕跡が……。
基地の町、長崎県佐世保市。二〇〇四年二月五日の昼、市内の繁華街に自衛隊のイラク派兵に反対して署名活動をする人たちの姿がありました。
佐世保平和委員会や佐世保原水協が主催し、九人が参加しました。「イラク自衛隊派遣に対する国内勢力の反対動向」(同年二月十日付文書)は、うち六人の名前を漢字で正確に記し、所属団体も明らかにしています。
「宣伝で発言していない人まで、内部文書に名前が出ている」。参加した一人、日本共産党の山下千秋佐世保市議は証言します。「自衛隊による情報収集の深さは相当なもの。長期にわたる監視活動があったのではないか」と話します。
「どう本人に説明したらいいのか…。ショックを受けるだろうから話せない」。佐世保原水協事務局長の男性(47)は、宣伝では明らかにしていない二十代女性の名前が記されていることに心を痛めています。
「以前からマークされていたのではないだろうか」というのは、宣伝に参加した男性(73)です。
男性の肩書は、内部文書では「北部地区常任」。ところが、男性が日本共産党長崎県北部地区委員会で働いていたのは一九九八年十一月まで。文書に記載された五年以上前のことです。
個人名簿も
「情報保全隊には団体や個人の情報を蓄積したリストがある」(X氏)。政府に批判的な団体や個人を監視するために名簿を作成し、肩書や住所の変更を把握した場合は、更新しているといいます。
X氏は、自衛隊が「面割り」に使う写真を収集する手段についてこう説明します。「集会や宣伝の場で顔を判別するための写真を撮影している。記者になりすまして顔写真を撮ることもある。新聞から切り抜いたり、公安警察からも提供を受けている」
自衛隊員に無断撮影されたというのはAさん(72)=福岡県小郡市=。Aさんは〇二年七月二十六日、原水爆禁止世界大会に向けた国民平和大行進の隊列の中に居ました。午前十一時ごろ、同市の陸上自衛隊小郡駐屯地の前を通りかかると、門の中から自衛隊員が出てきて、隊列に向けてカメラを構え何度もシャッターを切りました。
「許せないと思い、その姿を写真に撮ると、小走りで門の中へ戻っていった。今回、情報保全隊の監視活動が明らかになって、やはりそうかと思いましたよ」
(つづく)
「しんぶん赤旗」2007年6月22日付
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