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(回答先: 追跡 闇の監視部隊 対象勢力/卑劣な目、抗議集会にも (1)(しんぶん赤旗) 投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 7 月 26 日 19:10:39)
http://www.jcp.or.jp/tokusyu-07/19-jieitai/akahata/index.php?pg=09
追跡 闇の監視部隊
米軍と連携/「情報共有・協力は重要」
(9)
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東京・市ケ谷の高台に“威容”を誇る、防衛省の高層ビルの一室。防衛政策局調査課情報保全企画室の専任部員が、平然と言い放ちました。
「治安機関全般と連携し、必要があれば米軍との連携や情報交換もありうる」
重大な発言
自衛隊による監視活動の対象にされ、六月十二日に抗議と中止要請に訪れた安保破棄中央実行委員会の参加者は、あまりの重大な発言に、思わず互いの顔を見合わせました。
米軍との連携―。すでにレールは敷かれています。五月一日、日米安全保障協議委員会を終えた日米の外務、防衛の四閣僚がワシントンの米国務省での記者会見で報告しました。日米双方が強調した一つが?情報戦?での連携強化でした。
日本側「日米協力を一層推進する観点から……日本政府全体としてカウンター・インテリジェンス(対情報収集活動)の分野を含め、しっかり取り組んで行く」
米側「日米の防衛協力を強化していく上で、情報共有及び情報協力は重要な基礎」
自衛隊の情報部隊と米軍の密接な「連携」は過去にも発覚したことがあります。
神奈川県座間市の閑静な住宅街に囲まれた、米軍座間基地。今でこそ在日米軍再編で、日米両政府が合意した米陸軍第一軍団司令部の移転先として広く知られています。しかし、そこが日米の軍事情報部隊の「中枢基地」という事実は厳重に秘匿されていました。
一九七五年二月十一日、日本共産党の松本善明衆院議員(当時)に送られてきた一通の手紙がきっかけでした。党と「赤旗」特捜班の追及でその恐るべき実態が次々に明らかにされました。
情報保全隊の前身、陸上自衛隊調査隊の調査学校(東京都小平市)出身の陸自二佐が、座間基地にオフィスを持っていたのです。
専用回線で
米国防総省と同じ五角形の建物で?小ペンタゴン?とよばれる基地司令部の一室。二佐には普通の黒電話とは別に専用回線でつながる「白電話」が与えられていました。?連携?していたのは米陸軍五〇〇部隊。米軍諜報(ちょうほう)部隊です。
「諜報」に詳しい陸自幹部学校の元教官が語ります。「座間キャンプの五〇〇部隊の仕事の一つが対情報活動。米国や駐留米軍に対する世論動向を普段からずっと見ている」
同基地に出入りしていた陸自の秘密情報機関、「陸幕二部別班」の「内島二佐(別班長)」は、日本共産党などの野党情報を収集、米軍に提供していました。その一方で別班員は日本で拉致され、殺害されそうになった韓国の大統領候補の金大中氏の事件に深く関与するなど「日本のCIA」「影の軍隊」と呼ばれていました。
あれから二十年余たった二〇〇一年秋。アメリカでの同時テロをきっかけに自衛隊法を「改正」、自衛隊に新たな任務が与えられました。米軍基地の「警備」です。〇五年の在日米軍再編計画で、加速する米軍と自衛隊一体化の道。
沖縄・辺野古沖、朝もやにかすむ一隻の軍艦。米軍新基地建設の「事前調査」に投入された海自の掃海母艦「ぶんご」です。海自の元上級幹部は「米軍とも事前に調整したはず」と言います。防衛省の守屋武昌事務次官が県民の反対動向にふれ、こう述べています。
「当然、海上自衛隊(の情報保全隊)も関心をもっているだろう」(沖縄タイムス六月九日付)。「米軍との連携、情報交換」の姿が見えてきます。
(つづく)
「しんぶん赤旗」2007年7月1日付
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