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(回答先: 追跡 闇の監視部隊 対象勢力/卑劣な目、抗議集会にも (1)(しんぶん赤旗) 投稿者 熊野孤道 日時 2007 年 7 月 26 日 19:10:39)
http://www.jcp.or.jp/tokusyu-07/19-jieitai/akahata/index.php?pg=12
追跡 闇の監視部隊
抗議の力/撮影DVD提出させる
(12)
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取材班に届いた一枚のDVDを紹介します。中にはビデオ映像が記録されていました。
カメラは、情報保全隊の活動に抗議する申し入れの参加者を執ように撮影します。「撮影やめろ!」と参加者の声。撮影者は、声をあげた人の顔をズームで大きく映し出します。カメラに向かって、「階級と氏名は?」と尋ねる参加者。「代表者に聞いてください」とだけ繰り返し、カメラは回りつづけます。
不当認める
これは自衛隊員が撮影した映像です。
福島県の「平和憲法を守り活かす郡山共同センター」と「戦争への道を許さない郡山のつどい」が六月二十九日、陸上自衛隊郡山駐屯地に申し入れを行った際に、駐屯地側が無断で撮影しました。
撮影に抗議した男性(67)=郡山市=。日本共産党が公表した情報保全隊の内部文書に記載されていた一人でもあります。「国家権力が住民を撮影し、プライバシーを侵害することは許されない」と説きました。
駐屯地幹部は「わかりました」と不当な行為だったことを認め、「DVDは破棄します」と約束しました。申し入れ参加者は「約束だけでは処分を確認できない。引き渡すまで帰らない」と抗議を続け、ついにDVDを提出させました。
中身を確認すると、今回の映像だけでなく、六月二十五日に行った申し入れの様子まで記録されていました。
撮影時間は合わせて三十七分におよびます。
意見書可決
地方議会でも、抗議の声が広がります。
「市民を対象にした情報収集は不愉快だ」。神奈川県大和市、市議会最大会派「無所属クラブ」の市議はこう言います。
厚木基地を抱え、自衛隊機、米軍機が飛び交う大和市。同市議会は六月二十五日、「自衛隊による国民監視活動の中止を求める意見書」を全会派の賛成で可決しました。採決では会派決定に従わなかった元自衛官の議員一人を除く、全議員が起立しました。
市議会には、自衛隊と関係の深い議員も少なくありません。意見書の原案を提案した日本共産党大和市議団の宮応扶美子市議は「最初は、否決になるのではと考えていた。ところが驚くほど自然に可決された」と振りかえります。
最初に議会運営委員会で賛成を表明したのは、「無所属クラブ」でした。選挙となれば自民党、甘利明経済産業相の基盤として票を集める、保守本流と目される会派です。その賛成の動きに公明、民主、社民・無所属、市民クラブ、神奈川ネットワーク運動と全会派が続きました。
「無所属クラブ」の市議はこう話します。「自衛隊がそこまでやっていいのかということだ。会派内で話し合ったところ、ほかの議員も情報保全隊の活動に違和感を表明した。この一点で賛成した」
可決後、日本共産党の窪純市議団長のもとには市民団体から意見書の内容を教えてほしいと照会が相次いでいます。窪さんは「可決は、情勢が動いていることを示した」と語ります。
さらに、同県の相模原市や東京都小金井市の議会などでも同様の意見書が可決されました。
郡山市で撮影が不当であることを認めさせた、共同センター代表の女性(70)は言います。「監視を続ける自衛隊に、私たちは堂々と抗議していく。みんな、たたかう気持ちに火をつけたんです。権利を踏みにじられ、黙ってはいられない」
「赤旗」取材班
(おわり)
「しんぶん赤旗」2007年7月4日付
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