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http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2007072302035064.html
2007年7月23日 夕刊
今回の参院選で舌戦を繰り広げているのは国会で議席を持つ主要政党の候補者ばかりではない。二大政党化の流れが加速する中、カネも組織もないミニ政党の候補者たちが、独自の政策をアピールし、厳しい戦いに挑んでいる。
かつて、参院選といえばミニ政党にとってのハレの舞台だった。税金党や福祉党、サラリーマン新党など政策をズバリとその名に掲げたミニ政党が乱立。ピークの一九八九年には、三十五のミニ政党が候補者を送り出した。
しかし、九五年から供託金の引き上げなど立候補の条件が厳しくなり、衰退の一途へ。今回の参院選では「維新政党・新風」「9条ネット」「共生新党」「女性党」の四団体が比例代表や一部の選挙区に候補者を擁立したのにとどまった。
東海地方では「維新政党・新風」「共生新党」の二団体から愛知選挙区にそれぞれ候補者一人が出馬している。
九五年に結成された「維新政党・新風」は「国防強化」や「憲法破棄」を訴える。比例代表での議席獲得が悲願で、選挙区での立候補者は事実上、そのための礎。愛知選挙区に出馬した柘植雅二さん(52)は「今後も二大政党の流れが続くか分からない。ミニだからといって気にすることなく、支持を着実に広げていきたい」と話す。
一方、四月の東京都知事選出馬に伴い、建築家黒川紀章さんが旗揚げした「共生新党」。「議員報酬はいらない」など、党首の独特の感性や知名度で勝負する。
公示日の街頭演説で黒川さんは「マスコミは与党・野党という形でしか取り上げない」とミニ政党としての悲哀を口にした。それでも、愛知選挙区の荒川厚太郎さん(62)は「私の公約は議員特権廃止など大政党では実現できないものばかり。産業界との癒着もないし、怖いもの知らずで国政に挑戦できる」と意気軒高だ。
このほか、「9条ネット」は「憲法九条を生かすこと」を唯一の公約に今回初めて国政に挑む。九四年に「新しい時代をつくる党」として結成された「女性党」は少子化対策などを柱に訴えている。
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