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原点はイラク戦争だった。元駐レバノン大使の天木直人さん(60)の人生は、この戦争で180度の転換を遂げた。今でもイラクでの戦火は絶えることがない。「憲法九条を守ろう」と訴え、この参院選に立候補したが敗れた。自衛隊のイラク派兵差し止め訴訟に原告の一人として参加し、国と真っ向から戦う元外務官僚の目に映るものは何か。
――参院選比例代表に政治団体「9条ネット」から立候補し、敗れました。まずその話から。
当選していたら国会でイラク戦争について追及しようと考えていました。あの戦争はどうして起きたのか。米国や英国は総括をしているのに、日本だけがしていない。選挙戦中、自衛隊の幹部が「今の自衛隊の方向性は間違っている。応援しています」とメールをくれました。沖縄の基地問題、イラクでの自衛隊による米兵輸送など、政府は国民に何も説明することなしに進めてきた。事実が憲法九条を通り越して、既成事実が積み重ねられてしまっている。街頭演説では米国追従の日本政府の姿勢はいけないと訴えてきましたが、一般の人になかなか浸透しなかった。やはり、年金問題や生活に対する不安が強いんですね。
私は敗れましたが、今回の自民党の大敗で安倍政権の憲法改正路線の維持は難しくなったと思う。政界再編も進むでしょう。でも、民主党が出てきても米国との軍事同盟は重視しているから、米国追従型の路線はこのままでは変わりません。米国の軍事協力にノーといえる体制にはならないでしょうね。
(*以下は明日記載予定。)
東京新聞 8/3 夕刊より
*それにしても選挙前にどうして天木直人さんを取り上げなかったのでしょう。多くの著名人をマスコミは取り上げたのに…。「東京新聞」にしても御用新聞になっている点では同じと見ている。しかし個々の記者のがんばりは知っているつもりです。
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