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譲らぬ姫井・片山氏/07年参院選
2007年07月20日
■序盤の本社情勢調査
朝日新聞社は17、18の両日、参院選岡山選挙区(改選数1)について、県内の有権者を対象にした電話による選挙情勢調査を実施し、取材で得た情報とあわせて総合的に序盤の情勢を探った。民主新顔の姫井由美子氏(48)と自民現職の片山虎之助氏(71)が互角の激しい戦いを繰り広げており、共産新顔の植本完治氏(48)、維新政党・新風新顔の北川誠氏(43)、無所属新顔の林福治氏(69)は苦戦している。ただ、調査時点で投票態度を明らかにした人は約6割にとどまり、情勢は流動的だ。
■無党派層支持、伯仲/追う3氏、ともに苦戦
投票態度を明らかにした人を分析すると、姫井、片山両氏がほぼ互角の争いを展開している。無党派層の支持がともに4割台で伯仲しているほか、職業別でも大きな差がつく層はなく、競り合いは終盤戦までもつれ込みそうだ。
姫井氏は連合岡山の推薦を受け、民主支持層の9割近くをまとめた。打倒与党の象徴的な選挙区として、小沢一郎党代表が公示後の第一声を岡山市内であげたほか、菅直人代表代行らが相次いで来援。知名度不足を補おうと、遊説には県内で幅広く支持を集める江田五月参院議員が密着。年金問題で政府・与党への批判を強める。
男性からの支持が強い一方、女性の支持が弱い。子どもが中学校を卒業するまで全家庭に月額2万6千円を支払う子育て支援金の創設や食の安全確保などを訴え、無党派層や女性への浸透に力を入れる。
参院幹事長という要職につく片山氏は、テレビ出演も多く知名度は抜群。自民支持層の9割近くをまとめたほか、推薦を受けた公明支持層の8割に浸透。どの年代でもまんべんなく支持を集め、とくに女性の60代以上で強めに出ている。郵政民営化に反対して自民を離党した平沼赳夫元経産相の支持表明を受け、県北部や県西部で優位を保っている。
年金問題や久間章生元防衛相の失言、「政治とカネ」の問題などで、与党が「逆風」にさらされる中、危機感を募らせ、当初より地元での選挙活動を増やし、「与党が負けると景気が停滞する」と強調する。
植本氏は共産支持層のほぼまとめたが、無党派層への浸透がなく、苦しい戦いを強いられている。北川氏、林氏は組織的な支持基盤がなく、勢いがみられない。
◇
■調査方法■
17、18の両日、県内の有権者に対し「朝日RDD」による電話調査を実施した。対象者の選び方は無作為3段抽出法。コンピューターで無作為に発生させた番号サンプルのうち、有権者のいる家庭用番号に電話がかかったのは1692件で、そのうち1052人から有効回答を得た。回答率は62%。
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