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(回答先: 実家に10年間で9000万円 赤城事務所経費 農相は架空否定【中日新聞】 投稿者 そのまんま西 日時 2007 年 7 月 08 日 07:37:13)
証拠示さず全否定 赤城農相、強気の姿勢に終始【中日新聞】
2007年7月8日 朝刊
官製談合や政治資金をめぐる疑惑の渦中にあった松岡利勝前農相の自殺により、急きょ就任して一カ月余。今度は、赤城徳彦農相の政治団体の経費をめぐる疑惑が浮上した。団体事務所の所在地は両親宅。母親も代表の元県議も「活動していない」と口をそろえるが、十年間で九千万円以上の事務所経費が計上されていた。赤城農相は「付け替えや架空計上はない」と強調するものの、経費の詳細は伏せたまま。辞任に追い込まれた佐田玄一郎・前行政改革担当相に始まった相次ぐ閣僚の疑惑。参院選を前に、政治不信が、また募る。
「付け替えとか架空のものの計上はない」。赤城農相は七日夕、農林水産省のエレベーターホールで取材に応じ、約三十分にわたり、事務所の会計処理に問題がなかったとの説明を繰り返して不正処理の疑惑を全面否定した。しかし、どんなに記者団から問われても経費の詳細は明かさないまま。同様の疑惑を追及された松岡前農相の国会答弁のリプレーを見るかのような、歯切れの悪い説明に終始した。
赤城農相は、予定時間より約三十分遅れて記者団の前に登場。政治団体「赤城徳彦後援会」の所在地として届けていた茨城県筑西市の両親宅について「祖父(農相を務めた故宗徳氏)の代から、選挙や後援会活動の中核となっていた場所だ」と、事務所の実体があることを強調した。
同団体は二〇〇五年までの十年間で約九千万円の経常経費を計上していた。多い年は二千万円近くに上るが「電話代や切手代、事務機器のリース料などを積み上げた額。多いか少ないか、私には分からない」と釈明。同期間に五千万円以上の人件費を計上した点については「スタッフは常駐していないが、忙しい時にはアルバイトを雇っている」とし、架空経費の計上を否定した。
両親への家賃などの支払いは「実家だから払っていない」と述べた。
団体の代表が「勝手に代表にされていた」と述べていることを指摘されても、「勘違いなのか誤解なのか分からないが、祖父の代から長年にわたって支えてもらっている人。代表になるときも了解をもらっている」。
「疑惑を晴らすために光熱費などの領収書を公表するのか」との問いかけには、「公表すべきものは公表している。問題なく行われているということでご理解いただきたい」とかわした。
終了の間際には、余裕があるふうに、笑みを見せる場面も。募る疑惑をよそに「(今回の件について)官邸から、特段どうするということも聞いていない」「(政治資金の報告は)極めてすっきりしていると思います」と強気の姿勢に終始した。
◆母「事務所、実体ない」
赤城徳彦農相の政治団体が、茨城県筑西市にある実家を事務所の所在地として届け出ていたことについて、同農相の母親は七日、取材に対し、「家賃や光熱費は受け取っていない。秘書などはおらず、わたしたち(夫婦)が住んでいるだけ」と話し、事務所としての実体がないことを明らかにした。
母親は、赤城農相が農水省を辞め、選挙に出馬する際に実家を事務所としたと説明。しかし、「選挙の際には水戸の事務所が中心で、ここを使って活動はしていなかった。ここが(政治資金収支)報告書に記載されていることも知らなかった」と語った。
農相の公設秘書からは、以前から「間違った使い方はしていない」と説明されていたことも明らかにした。
◆後援会元県議も「勝手に代表にされた」
一方、赤城徳彦後援会の政治資金収支報告書に代表として記載されている元茨城県議も同日、「勝手に代表にされていた。実際には事務所の実体はないはずで、非常に不満に思っている」と話した。
十期四十年にわたり県議を務め、議長などを歴任したベテランで赤城農相の祖父の宗徳氏の選挙には協力していたが、赤城農相本人の選挙については「積極的に関与していない」と説明。「なぜ、勝手に代表にされていたのか分からない」と話している。
また、同後援会事務所の実体については「宗徳さんの選挙では事務所として使っていたこともあったが、今は使用していないはず。(収支報告書の記載は)ありえないと思う」とし、事務所としての実体がなかったとの認識を示した。
http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2007070802030515.html
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