★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK37 > 156.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 自民の獲得議席別・参院選後シミュレーション(1)【読売ウィークリー】 投稿者 gataro 日時 2007 年 6 月 27 日 18:59:44)
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070626-02-0202.html から転載。
参院選後シミュレーション(2)
ケース2=自民50〜45=与党敗北するも、国民新党との連立で過半数 微妙な公明、小泉新党旗揚げ!?
6月3日のテレビ朝日の番組で国民新党の亀井静香代表代行が参院選について、思わせぶりにこう占ってみせた。
「自民党が獲得する議席は計47プラス・マイナス2ぐらいだな」
参院選後の政局でキャスチングボートを握ろうともくろむ国民新党にとって、最も都合のいい結果である。
亀井氏と郵政政局で行動を共にして自民党を飛び出し、昨年、一足早く復党した自民党衆院議員もこうソロバンをはじいた。
「国民新党は非改選が2で同様に改選議席でも2を獲得したと想定して計4議席。これに新党日本の荒井広幸君、民主党で最近、小沢一郎代表に批判的な渡辺秀央君あたりが与党陣営に加わるから、実際の自民党の勝敗ラインは六つ下がって45ぐらいかな」
政権与党にあってこその自民党は、土下座してでも「国民新党+α(荒井、渡辺両議員)」との連立に踏み切るのは間違いない。55年体制で激しく対立した社会党と「自社さ政権」を組んだ“前歴”もある。
ただ、亀井氏らは「安倍君にはコペルニクス的転回が求められる」とし、具体的には「郵政民営化見直し」という条件を突きつけるはずだ。
その場合、本誌が7月1日号で指摘したように小泉純一郎・前首相が黙っているわけがない。衆院事務局職員、参院議員として55年体制以降の永田町の暗闘を見てきた平野貞夫・元民主党参院議員が言う。
「小泉さんは、チルドレンや武部勤・前幹事長と組んで新党を旗揚げするのではないか。ただし、小泉新党は野党ではなく、自民党と連立する。自民党を間に挟み、国民新党と与党内でにらみ合うかもしれません」
民主党にも亀裂が走る可能性がある。
平野氏が続ける。
「小沢さんにとってはこのケースも敗北です。責任問題で党内は揺れるでしょう。こじれすぎた場合は(保守系の中堅・若手からなる)前原誠司さんのグループが離党して新党を結成するのでは。経済政策で考え方が近い小泉さん、あるいは自民党内でリベラルな谷垣派との連携はあり得ます」
そうなれば、公明党の立場も微妙だ。自民党は先の衆院選で単独で過半数を確保しており、参院選で公明党が目標議席(13)に届かないと、与党内での存在価値も低まる。
「公明党は教育や憲法改正でも考え方の異なる安倍さんについていけない。安倍離れが始まるかもしれません」(自民党秘書)
ケース3=自民44以下=与党敗北、大幅過半数割れ 噴き出す安倍退陣論、年末にも解散・総選挙
民主党の小沢代表は、最近、参院選の目標議席を従来の50から55に引き上げた。選挙後、国民新党が与党入りする可能性を念頭に置いたもので「国民新党+α」を足しても与党が過半数に届かないラインだ。参院で与党が過半数を下回る結果、ほとんどの法案が成立せず、
「安倍内閣も自民党も死に体」(青木幹雄参院自民党議員会長)
となる。自民党内には安倍責任論が吹き荒れるだろう。くしくも1998年に当時の橋本竜太郎首相が退陣に追い込まれた時の獲得議席が44だった。
ただ、橋本内閣の時と違うのは、
「派閥の力が落ちて、自民党内には総裁を引きずり降ろせるパワーが残っていない。有資格者は谷垣さんだが、いかんせん小派閥の将でしかない。党がまっぷたつに割れるマグマもない」(自民党大臣経験者)
ということだ。
そのため、自民党の獲得議席が30議席代にとどまる大惨敗でもない限り、安倍首相が即、退陣する可能性は低い。ただ、秋の臨時国会は大混乱し、半年もたたないうちに安倍首相は退陣に追い込まれ、麻生外相にバトンタッチして、年末か年明けに解散総選挙になだれ込む可能性がある。やがて党内抗争が勃発し、「安倍・麻生連合」と現在、非主流派の谷垣禎一・元財務相や「新YKK」(山崎拓、加藤紘一、古賀誠の3元幹事長)が対立するだろう。
「解散総選挙で、自民党が負けて下野すれば、小グループ単位で離党者が相次ぎ自民党はバラバラになる」(平野氏)
国会は先週、12日間の延長が決まり、参院選は当初の予定より1週間ずれこんで「7月12日公示、29日投開票」となりそうだ。支持率急落でアップアップの安倍自民党。逆に小沢民主党は「消えた年金」で押せ押せムード。果たしてこのまま投票日に突入するのか、あるいは再び風向きが変わるのか。いずれにせよ、参院選後は「連立枠の見直し」「政界再編」「政権交代」といった波乱の政局が待ちかまえていそうだ。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK37掲示板
フォローアップ: