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http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070626-01-0202.html から転載。
自民の獲得議席別・参院選後シミュレーション(1)
参院選の焦点は与党で過半数維持ができるかどうか。その数字次第で、文字通り、天下を揺るがす大政局が展開されそうだ。参院選後の混沌とした政局をシミュレーションした。
安倍内閣の支持率低下傾向に歯止めがかからない。永田町では「参院選で与党の過半数割れ」が“定説”として語られだした。6月21日には各派閥の選挙担当責任者である事務総長が会談、「現状のままでは29ある1人区では10勝もできない」との悲観論で一致した。さらには、「参院選で大敗すればその翌日、内閣総辞職だ」(舛添要一参院自民党政審会長)といった安倍首相の責任論を問う声も飛び出すなど、早くも選挙後をにらんだ駆け引きが繰り広げられている。
「衆院議員の多くは、参院選後の政局のことで頭がいっぱいです。若手を中心に夜、ひそかに与野党入り交じっての意見交換する人も。政界再編、連立枠の見直しなどが真実味をもって語られています」(民主党中堅)
なるほど、与党議員とすれば、続く衆院選もその勢いで負けて下野するのはたまらないし、民主党や国民新党の議員は、「与党入り」への期待が高まっている。心が騒ぐのは当然だ。
そこで本誌は与野党の獲得議席に応じた選挙後の政局をシミュレーションしてみた。自民党の獲得議席を基に3ケースに分けて占った。数字は手堅い集票力を誇る公明党が目標の13議席を獲得することを前提とした。ただ、ここに来て与党への逆風が強まり「公明が11議席程度にとどまる」との予測もある。その場合は自民党のハードルが、落ち込み分(2議席程度)だけ高くなる。
ケース1=自民51以上=自公で過半数確保 「安倍内閣」長期政権視野に! 小沢辞任、政界引退も
まずは、与党が「消えた年金」問題の逆風を押し切り、過半数を確保するケース。
安倍首相は、公務員制度改革関連法案の成立にこだわり、最近の守勢ムードを振り払おうと懸命だが、ねらい通り「安倍カラー」がアピールできればこうなる。
過半数確保で、安倍首相の求心力が増すのは間違いない。長期政権も視野に入り、悲願の憲法改正に向け、着実に歩みを進めることになる。
秋の臨時国会前には内閣改造と党役員人事を断行。ポイントは、女房役の官房長官と幹事長に誰を起用するかだ。「関係がぎくしゃくしている」とされる中川秀直幹事長は更迭される公算が大きい。
政治評論家の浅川博忠氏が言う。
「安倍さんの後見役、森喜朗・元首相は、『2人の女房役(官房長官と幹事長)のどちらかは総裁派閥(町村派)から起用すべし』という考え。幹事長を他派閥から持ってくる場合は麻生太郎外相、町村派からだと町村信孝・元外相でしょう。官房長官に町村派から町村さん、中山成彬・元文相を持ってくる可能性もあります」
一方、民主党では、
「参院選に政治生命をかける」
とまで言い切った小沢一郎代表の辞任は必至だ。
「場合によっては小沢さんの政界引退だってあり得る。それぐらいの覚悟はあるはずです」(小沢氏周辺)
後継の代表には、岡田克也・元代表の再登板が有力だ。
岡田氏は党政治改革推進本部長として、「政治とカネ」の問題で安倍自民党を追及する一方、3月からは参院選応援のため全国行脚し、党内で人望を集めている。
代表選となれば、その対抗馬は菅直人代表代行だろう。民主党職員が解説する。
「中堅・若手が中心に推す岡田さんとベテランや小沢グループが担ぐ菅さんの対決となり、最終的に岡田さんが前原、野田グループの協力を得て勝つのではないか」
民主党にとっては当面「政権交代の目」がなくなる。その場合は、「馬糞の川流れのように離党者が出て、与党寄りの新党を結成するのでは」(民主党秘書)との見方も。
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