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(回答先: 厚生官僚の悪事 by1喝たぬき 投稿者 子猫だまし 日時 2007 年 6 月 19 日 11:05:27)
「東京新聞」筆洗 6/18 より
行政で責任のある立場にいた人が回顧録を書く文化が日本には根付いていないが、歴史の検証には本来不可欠だろう。旧厚生省の外郭団体が二十年ほど前に発刊した『厚生年金保険制度回顧録』は、官僚の本音を知るうえで貴重な資料になる
▼証言者は元年金課長。社会保険庁長官や年金局長のOBである聞き手を前に、厚生年金の創設期に絡めて「基金や財団をつくれば厚生省の連中がOBになった時の勤め口に困らない」と回顧したかと思えば、「年金を払うのは先のことだから、今のうち、どんどん使ってしまっても構わない」と保険料流用の勧めとも取れる発言をしている
▼国会で取り上げられ、柳沢伯夫厚生労働相は「草創期には乱暴、粗雑極まりない議論があった」と過去の話であることを強調したが、そうは思えない。天下りと保険料の無駄遣いは今日的な問題。年金記録の不備の底流にも、国民の大事なお金を預かっているという意識の欠如を感じる
▼厚生労働省特有のことではない。最近では水門設備工事をめぐる談合で、国土交通省職員の関与が認定された。天下り先を確保するための癒着は、摘発された農林水産省所管の「緑資源機構」の談合と同じ構図だ
▼国有財産をめぐっては、財務省の有識者会議が有効活用を提言した。不要な施設の売却などで約一兆六千億円の収入を見込めるという。言い換えれば、税金をそれだけ無駄に使ってきたということだ▼過ちを繰り返さないためにはどこを改めるべきなのか。徹底した検証が必要なのは、年金記録にとどまらない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2007061802025032.html
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