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□民主・小沢代表、自民巻き込んだ政界再編とは言語道断だ〜NHK日曜討論で発言 [JANJAN]
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民主・小沢代表、自民巻き込んだ政界再編とは言語道断だ〜NHK日曜討論で発言 2007/06/25
「え? 民主党は結局、自民党と連携するのか!」
そうとも取れるような発言が24日に放送されたNHK「日曜討論」の中の民主党・小沢代表の口から飛び出した。小沢代表は7月の参院選で与党を過半数割れに追い込んだ後の対応について「自民党を巻き込んだ政界再編がありうるか」の質問に対し、「与党の政権運営が不可能になるので、政権の枠組みをどうするかという問題は出てくる。そのくらいしないといけなくなる。自民党内でどうするんだということになるだろうし、我々もどうしよう、こうしようということになってくる」と答えたのだ。
民主党はかねてから「次の内閣」として「ネクスト○○大臣」と閣僚の顔ぶれも決めている。なのに、もし与党を過半数割れに追い込んだら、自民党を巻き込んだ政界再編に乗り出すというのだろうか。もしこれが民主党の方針なら、国民はまったくばかにされている。こんな発言をする党首に野党第1党をまかせておいていいのだろうか。やっぱり小沢氏は「同じ穴のむじな」にすぎないのだろうか。
小沢代表は参院選の見通しについて「1人区を中心に歩いてきたが、これまで自民党を支えてきた地方の農業、水産業、中小零細商工業の方の怒りや不満を感じておりむしろ訴えやすい」と従来の地方の自民党支持層が今回は自民党に不信感を抱いているとして、手ごたえを感じているとした。そして今回の参院選の意味合いについて「安倍内閣は権力主義、復古主義に突っ走ろうとしている。日本の行く末をきちんとした方向に直さなければならない。参院選は日本の将来を決める歴史的な選挙になる」と非常に重要視していることを強調した。
そうであるなら「自民党を巻き込んだ政界再編」などではなく、民主党が堂々と単独政権を目指せばいいのではないか。野党連立はありえるとして、対決姿勢を鮮明にしている自民党との連携などすれば信用は地におちるだろう。第一、小沢氏は与党が過半数割れした場合に、野党の一部が与党と連携するようなことは「考えなくてもよい」と国民新党を意識した発言を同じ番組の中で語っているのに矛盾するではないか。
内閣支持率の極端な低下、全国的に広がる年金制度への不信感、政治とカネの問題の中で現職閣僚の自殺という衝撃的なできごとなど、安倍政権、自民党にとって逆風は数え切れない。公明党の太田代表さえ「風向きは厳しい」と与党にとって厳しい選挙戦になることを覚悟した発言をした。
民主党にとって、これほど順風な選挙はめったにないだろう。そこで野党第一党の党首が毅然と単独で政権奪取を目指さなければ、存在意義さえ問われることになる。安倍首相は「今から負けるとか、過半数割れするとかについて申し上げると勝利を得ることができない。総大将が言うわけにはいかない。正攻法で選挙に臨む」と相変わらず空気の読めない発言を繰り返したが、小沢氏よりは態度は明確だ。
市民の中には「国会議員の年金制度(議員年金)について、うやむやになってしまっている。所詮は自民党も民主党も自分達の問題になると切り込んでいかない」という両党への不信感を訴える意見を述べる人がいる。議員年金廃止法が施行されたものの、受給資格のある現職や退職議員は引き続き受け取れるという「ザル法」だった。
「政界再編」という意味合いは民主党が自民党の一部を巻き込んで政権を組むというだけではないだろうが、せっかく参院で与党を過半数割れに追い込む絶好の機会を迎えながら、小沢代表の中途半端な発言には首をかしげる。「剛腕」な政治家とされ、幾多の政界再編を乗り切ってきた小沢氏だが、それは過去のことだ。「正攻法で愚直に進める」という安倍首相の言葉を本来は小沢氏が言わなければならないのではないか。今自分が置かれている立場をしっかりと自覚してほしいものだ。
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