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(回答先: 原田武夫 「ヒル米国務次官補訪朝」まで米国を追い込んだのは誰か? (慌てたアベッシュ団)…それで朝鮮総連本部売却問題? 投稿者 新世紀人 日時 2007 年 6 月 25 日 11:56:57)
http://blog.goo.ne.jp/shiome/
ローカルから考えるグローバルなビジネス・モデルとは?
深谷商工会議所青年部に招かれて講演
本日(24日)、埼玉県の深谷商工会議所青年部主催の講演会に、縁あって招かれ、登壇してきた。題して「東大生が学んだ簡単な経済学」。ちょうど一年前の今頃、東京大学教養学部全学一般ゼミナールで講演してきた内容のサマリーともいえる内容でお話した。
深谷市は、埼玉県の北部に位置する。聞けば、現在、首都圏に供給されている野菜の多くを栽培し、販売している「東京の畑」なのだという。確かに沿道には広大な田園地帯が広がっている。
しかし、その一方で、明治期に日本資本主義の「開祖」ともいえる役割を示した渋沢栄一の故郷として、「資本主義」には気概の強い地域でもあると見受けた。事実、商工会議所青年部の方々の鼻息は荒い。普通、この種の地域における講演会をお受けすると、たいていの場合、肩透かしをくらうことが多い。なぜなら、こちらが意気込んでいっても、結局は「まぁ、何かやらないと形がつかないのでお呼びしました」的なものが多いからだ。しかし、深谷は違った。
今回の講演会で私が提示した「事業家は、すべからく投資家であるべきことを頭の片隅においておかなければ、かならず現在の米国流金融資本主義の怒涛の流れの中で取り残され、あるいは埋没してしまうであろう」とのテーゼに、会場は文字通り静まり返った。そして、会合後、今日、私から聞き出した「世界と日本を巡る金融資本主義の現実」をベースに、具体的にいかなる行動をとるのが可能かどうか、早速、メンバーで熱心に話し合われていたのだから驚きだ。
ここに、ようやく私の「言論」が、「新しい中間層」であるべき人たちによって「動き」となる瞬間を感じた。感慨もひとしおだ。
私からは、金融資本主義は何も怖いものではないこと、そしてそれを乗り切るためには、何よりも「情報リテラシー」が重要であることをご説明した。もちろん、そうである背景には、米国が第2次大戦後に日本で作り上げてきた「構造」があり、それを語らないメディアがあることにも付言した。
そして、「情報リテラシー」を身につけることによって、実はローカルな立場にあっても、グローバルを先読みし、グローバルを飲み込んでしまう可能性があることも説明した。結局、マーケットは全て「情報」なのである。それを、偏見なく読み解く能力を持ち、かつ、自らの事業・投資行動へうつしていくだけの勇気を持つことができるのか否か。−−−それに全てがかかっている。
2007年6月24日
原田武夫記す
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