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首相“検定は学術的な判断”
安倍総理大臣は、沖縄県糸満市で記者団に対し、高校で使われる教科書の検定で沖縄戦での集団自決に検定意見が付いて日本軍の直接的な関与を示す記述が削除されたことについて、審議会が学術的に判断したものだとして、あらためて理解を求めました。
来年4月から高校で使われる日本史の教科書の検定では、太平洋戦争末期の沖縄戦での住民の集団自決に検定意見が付き、日本軍の直接的な関与を示す記述が削除され、沖縄県議会が検定意見の撤回を求める意見書を全会一致で可決するなど、沖縄県内を中心に強い批判が出ています。
これについて、安倍総理大臣は、記者団に対し「沖縄では、住民を巻き込んだ悲惨な地上戦が展開され、集団自決を含む悲惨な出来事があった。こうしたことが沖縄県民の心を深く傷つけたことをあらためて認識した」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は「教科書の検定については教科書検定審議会が学術的な観点から検討している」と述べ、あらためて理解を求めました。また、安倍総理大臣は「沖縄戦やさきの大戦の教訓を生かして平和な日本や世界を作っていくため、われわれひとりひとりが自覚して貢献していかなければならないことを子どもたちに教えていくべきだ」と述べました。
6月23日 18時49分
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/23/k20070623000116.html
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/23/d20070623000116.html
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