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(回答先: 「天木氏は正義・正論の“もののふ”だ」と友人は言った。「同感だ」と私は応えた。(森田実の言わねばならぬ) 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 5 月 20 日 17:58:30)
2007.5.19(その1)
森田実の言わねばならぬ[244]
平和・自立・調和の日本をつくるために【164】天木直人氏(元レバノン大使)の筋の通った主張――「正しい日米関係は平和国家日本の確立から始まる」――に共感した旧友からの再度の電話
「憲法9条を掲げて自主・自立を宣言することこそ、正しく、健全な日米関係の始まりとなる」(天木直人)
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昨日紹介した旧友からのA君から、その翌日また電話があった。「大事なことを話し忘れた」として、次の天木氏のブログの一部を読み上げた。
《どうしたら自主独立の日本外交ができるのか。これには二つのオプションしかない。自主防衛で独立を目指す途と、米国が押し付けた憲法9条を掲げて自主外交を進める途である。前者はもちろん核武装にまで進まなければ意味はない。つまり核武装独立論だ。しかし米国からの自主独立には大前提がある。決して米国と敵対関係に入らない事だ。もちろん米国は日本が米国から自立することを許さないだろう。だからあらゆる自主独立に不快感を持つだろう。しかし不快感を持つ事と敵対心を持つ事とは決定的に異なる。いかに不快感を抱こうとそれが世界的に見て日本の自主独立に分があれば、それ以上の行動を米国はあからさまにとれない。》
A君は、天木氏のブログをここまで読んで、「明快な論理だ。説得力がある。ぼくはこの論理で息子たちを説得する。息子たちは石原慎太郎東京都知事を支持している。困ったものだ。いま若者たちは右翼的になっている。天木さんの考えを広めたい。忙しいだろうが天木さんのブログの内容にもう少しつき合ってくれ」と言って次を読んだ。
《こう考えていくと武力を持たないことを宣言して、戦争国家の従属から離れることこそ最善の途となる。そのとき必ずでてくるのが「武器を持たずに日本をどうして守れるのか」という反論である。これほど現実を無視した反論はない。平和宣言する日本を攻めてくる国が現実に存在するか。今日の国際社会で国家としての日本を攻撃する国として考えられるのは、中国、ロシア、北朝鮮だ。しかし冷戦後のパワーバランスを考えると、ロシアと中国が平和宣言する日本を単独で攻め入ることはありえなくなっている。だから現実の脅威は北朝鮮とテロという事になる。…》
A君は言う――「天木氏は“米国と一緒にイラク戦争に参加しなければテロはない”という。これは納得できる。天木氏は“北朝鮮の脅威は軍事的な脅威ではない”といっているが、これも納得できる。また、天木氏は“拉致問題は日本独自で政治的に解決すべき問題だ。日本の政治が拉致問題を歪めてしまっている”といっているが、これも同感だ。ぼくは、天木氏の論理で若い人たちを説得するため努力する」。
A君はここまで話して「ではまた」と言って電話を切った。以下は私の考えである。
いま生きているわれわれ日本国民は、われわれの子孫にどういう日本を引き渡すかを考えるべきである。独立国日本を残すべきである。いまの「従米国家日本」を永久化してはならない。
いまの政・官・財界、学界、マスコミ界の指導者たちは「日米同盟」という名のもとに「主権在米国家日本」を永久化しようとしている。それでいいのだろうか。われわれの世代が、日本国民を永久に米国の植民地民族にしていいのか。よくないことはわかり切ったことだ。いま日本国民が選ぶべきは、米国からの平和的自立を実現することである。
天木氏が主張する「憲法9条を掲げて自主・自立を宣言する」ことこそ、平和的な自立を達成する唯一の道だ、と私も思う。天木氏の考えと同じである。
[いまのままの政治をつづければ、日本は米国政府と米国大資本によって使い捨てにされると私は心配している。この点については拙著『アメリカに使い捨てられる日本』(日本文芸社刊)に書いた。本書をお読みくだされば幸いである――森田実]
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03360.HTML
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