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(回答先: 帝国海軍出撃す(ワーストブログインジャパン) 投稿者 世話をかける少女 日時 2007 年 5 月 12 日 22:25:00)
http://kaigi.blog68.fc2.com/blog-entry-99.html
まずは天木直人氏のブログ記事をご紹介しよう。
http://www.amakiblog.com/archives/2007/05/12/#000375
「海上自衛隊の艦船が辺野古沖に向かって横須賀港を出港した」というニュース
===以下抜粋
11日、米軍の普天間飛行場移設先である辺野古沖に向けて、海上自衛隊の艦船が横須賀港を出港したと報道された。久間防衛大臣は同日午前の閣議後の記者会見で、「警護とか仰々しいことは考えていない」と一応否定してみせたが、その舌の根も乾かないうちに、「先の事はわからない。一部で(海自の動員を)考えている人がいないとは限らない」と本音を漏らした。また塩崎官房長は、これに先立つ10日の定例会見で、「(海自が)防衛施設庁の身分として作業をやる可能性はある」と、形式さえ文民になっていればいいだろうといわんばかりの、アリバイ工作を認める発言をしている。
これらの発言は明らかに地元住民との不測の事態に備えた自衛隊による威圧効果を念頭に置いたものである。場合によっては自衛隊による自国民への武力行使につながりかねない深刻な話だ。
===ここまで
上記記事中の久間のインタビュー全文は下記リンクをご覧いただきたい。
http://www.mod.go.jp/j/kisha/2007/05/11.html
また、自衛隊の治安出動が天木氏の思い込みではないのかと思われる方には、以下の記事を参考にしていただきたい。
>普天間移設 環境調査に海上自衛隊を動員へ<2007/5/9 23:29>日テレニュース
>沖縄・普天間基地の移設問題で、政府は移設先の沖縄・名護市辺野古の海域で行う環境調査に、海上自衛隊を動員する方針を固めた。
>政府は、今週中にもサンゴやジュゴンの生態を調べるため、海底に調査機材を設置するが、日米同盟重視の観点から、移設計画の遅れは許されないとして、地元反対派の抗議行動を阻止するため、民間人ではなく、自衛隊員の動員を決めた。
軍隊は民間人を守らない。軍隊が守るのは権力者であり、抽象概念としての国家であり、仲間の軍人である。そのことをはっきりと書いているのが自民党の新憲法草案である。
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/jiminkaikenann.htm
>第9条の2(自衛軍)
>(1)我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮権者とする自衛軍を保持する。
この順番をよく見ていただきたい。国の平和、国の独立、国の安全、国民の安全、となっているのだ。憲法解釈には神学論争的な側面もあり、記述の順番ひとつにも意味を見いだせるのである。つまり、国民の安全よりも国家を優先する記述だ、と読み取ることが充分可能な条文なのだ。
もう一カ所の記述を見てみよう。
>(3)自衛軍は、第1項の規定による任務を遂行するための活動のほか、法律の定めるところにより、国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び緊急事態における公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことができる。
ここも第一項と同じ構造である。公の秩序を維持し、(次に)国民の生命若しくは自由を守るとあるのだ。短い条文の中に二カ所、国民を軽視する記述がある新憲法草案の安全保障規定はあまりにもおかしくないだろうか?
上は新憲法の案であり、現行憲法ではない。現行憲法では自衛隊の存在根拠は記述されていないのだ。そんな組織が「地元住民との不測の事態に備えた自衛隊による威圧」にかり出されるのである。戦争や軍隊を放棄したはずのこの憲法下でこの状態では、新憲法に変えられてしまった場合にどうなるのか分かったものではない。
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