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(回答先: 参院委 国民投票法案を可決(NHKニュース) 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 5 月 11 日 20:18:05)
http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news3560209.html
国民投票法案が参議院の特別委員会で可決されましたが、残された問題点にはどういったものがあるのでしょうか?
指摘されているものの代表的なものとしては、有効最低投票率の規定がなく、低い投票率でも憲法が改正されてしまうのではないか、また、投票前のテレビCMのあり方や公務員の運動規制などをめぐって議論が尽くされていないのではないか、といったことがあります。
そして、これらについてどれだけ国民的議論が行われたのか、という疑問の声も多く出ています。
例えば参議院では、中央公聴会が1度も行われていませんが、法案審議に加わった民主党の議員からは、国民から意見を求める機会をつくらなかったのは致命的だという発言も出ています。
なぜ、国民的な議論というのは広められなかったのでしょうか?与野党で中立的な手続法をつくるというのを民主党は目指していましたが、安倍総理が憲法改正を参院選挙の争点にすると発言したとたん、一転、反発を強めました。しかしながら、そこまでの経緯がゆえに、明確な対立軸を打ち出すことはありませんでした。
例えば最低投票率の問題にしても、議論が参議院に移ってから国民の間にその規定を盛り込むべきだという声が大きくなり、党内でも検討を求める声が上がっても、一度党内で必要がないと結論が出ていることを理由に、結局、議論がそれ以上広がることはありませんでした。
野党第一党として民主党はどんな役割を果たせたのか。「自民・公明との付き合いの中でせかされたところがある。欠陥商品を出しちゃっていいのか、という思いがある」。民主党のある参議院議員の声が象徴的な気がします。(11日17:53)
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