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2007年05月22日
選挙で選ばれた首相を「暗殺する」と公言するイスラエルという国
日本では中東といえばすぐに石油外交しか思い浮かばないが、中東は世界を揺るがす最悪の状況になりつつある激動の地だ。
それはイラクだけではない。反米、反イスラエルの武装抵抗は確実に中東全域に広がりつつある。アフガンはもとより、パキスタン、レバノン、アフリカなどに拡大している。なによりも震源地であるパレスチナ状況の悪化だ。イスラエルのパレスチナ自治区ガザへの攻撃が連日のように激しくなっている。完全に和平の道筋が壊れてしまった。
そんな中で、イスラエルの有力閣僚から「ハマス指導者の暗殺を辞さない」とする発言が相次いで行われた。5月22日のイスタンブール発日経新聞が報じている。
「(ハマス最高指導者ハレド・メシャル氏を)見つけ次第、軍は彼を片づける」(ディヒター警察長官)
「ハニア首相も襲撃対象になりうる」(オルメルト首相側近の閣僚)
ハニア首相は米国の「中東民主化」の名の下に、民主選挙によってパレスチナ人民の6割以上の支持を得て選ばれた首相だ。それをイスラエルの首相側近閣僚が「殺す」と世界に公言しているのだ。
もっともイスラエルはこれまでにもパレスチナ要人の暗殺を公言し、それを冷徹に実行してきた国である。こんな国は世界でもイスラエルだけであろう。暗殺を公言して実行が許される唯一の国だ。この異常な状態が、なんらの国際批判を受けることなく放任される限り、中東に平和は来ない。武装抵抗は収まらない。遠からずイスラエルが世界の平和を破壊する日が来るに違いない。我々はどうやらイスラエルという国を甘やかしすぎてしまったようだ。
http://www.amakiblog.com/archives/2007/05/22/#000385
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