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特攻を美談とする売国奴へ 関大尉 野中大尉の無念 (反米嫌日戦線) 
http://www.asyura2.com/07/senkyo33/msg/955.html
投稿者 天空橋救国戦線 日時 2007 年 4 月 25 日 11:16:47: ZtsNdsytmksDE
 

(回答先: 【特攻を美化する売国奴へ】海軍少尉候補生 大塚晟夫(反米嫌日戦線) 投稿者 天空橋救国戦線 日時 2007 年 4 月 25 日 11:11:16)

http://ch05028.kitaguni.tv/e63931.html

日本軍は、『大東亜戦争』中に、数々の愚行を行ってきたが、その際たるものが『特別攻撃』(特攻)という名の『自殺攻撃』であった。

俺が小学生のころ、少年誌のグラビアは『ゼロ戦』や『戦艦大和』の勇姿で飾られていた。ハリポタのような剣と魔法の世界ではなく、当時の子供たちは『兵器』そのものにあこがれていた。

小4の時だ、当時子供たちは『仮面ライダー』に夢中だったが、俺は違った。裏番組のアニメ [『決断』]:

http://www.d3.dion.ne.jp/~gonohon/ketudan.htm

を観ていた。これはタツノコプロが製作、スポンサーは「男は黙ってサッポロビール」の30分番組。

「人生で最も貴重な瞬間。それは決断の時である。太平洋戦争は平和の尊さを我々に教えたが、また生きるための教訓を数多く残している」

番組冒頭のナレーションを未だに覚えているぐらい、俺はのめりこんだ。イシバと同じように、プラモデルを作り、日本海軍艦艇を集めたりした。

そして親に買ってもらった本が『神風特攻隊の出撃』という子供向けに書かれた本だった。特攻というものをそれまで知らなかったので衝撃を受けた。死ぬとわかっていながら、体当たり攻撃をさせていた日本。子供心にバカだと思った。竹やりで本土決戦をしようと真剣に考えていた日本。これがバカだと思わない方がバカだ!

その本のあとがきには、こう書かれていた。

「特攻は卑怯な戦い方」だと。

最初の特攻であった、海軍神風特別攻撃隊の隊長である関大尉。戦後出版されてきた、捏造戦記では、特攻を命ぜられて、すぐに「ぜひ、私にやらせてください」と答えたなどと都合よく書かれていたが、実際は違った。「一晩、考えさせてください」と言ったのが真実。今も昔も変わらない。上司からの命令は絶対であった。雪印や三菱のような不祥事が続く悪しき温床は、昔から続いている。

艦爆乗りで腕に自信があった彼としては、戦闘機(零戦)に乗ること自体が納得いかず、特攻は新婚の兵士に命ぜられることはないと聞いていたので、がっかりしたというのが本音であった。

実際、彼は同盟通信特派員につぎのように語っている。

「ぼくのような優秀なパイロットを殺すなんて、日本もおしまいだよ。やらせてくれるなら、ぼくは体当たりしなくとも500キロ爆弾を空母の飛行甲板に命中させて帰ることができる。ぼくは明日、天皇陛下のためとか日本帝国のためとかでいくんじゃなくて、最愛のKA(妻)のためにいくんだ。日本が敗けたら、KAがアメ公に何をされるかわからん。ぼくは彼女を守るために死ぬんだ。」

まったくもって無念であったろう。彼は、戦死するが、みごと軍神となった。残された貧しい母は軍神の母となって、絶望的な戦局の中、国民を欺くプロパガンダに利用された。敗戦となると、あれほど近所から尊敬された『軍神の母』は、周りから罵声を浴びせられ、ひどい仕打ちを受けたそうだ。

実は、特攻隊は神風隊が組織される前に存在していた。人間ロケット『桜花』のために創設された神雷隊がそうである。

2トンもの爆弾を鼻につけたロケット機「桜花」を、燃え易いことで今も昔も有名だった三菱製!一式陸攻(米帝は馬鹿にしてワンショット・ライターとあだ名をつけていた)に搭載し敵艦に体当たりさせる戦法は、最初から成功率は低く、無理だとわかっていた。

神雷隊の隊長であった野中大尉はこう発言している。

「この槍使い難し」

「たとえ国賊とののしられても、桜花作戦は司令部に断念させる」

1945年3月21日、野中大尉が率いる神雷部隊が出撃する事に決まった。神雷部隊司令岡村大佐、五航艦参謀長横井少将は、陸攻18機に対して掩護戦闘機55機では成功の望み無しとして、五航艦長官宇垣中将に計画延期を進言した。しかし無能の上司宇垣中将は「今の状況で桜花を使えないなら、使う時が無い」として自分の面子と自己満足のため計画を強行した。

午前11時20分、神雷部隊は鹿屋基地を発進したが、途中22機の掩護戦闘機が故障で引き返した。多数の敵機の迎撃を受け甚大な被害が発生することは間違いなかったが、アホ宇垣中将は「必死必殺を誓っている若い連中を呼び戻すに忍びない」と攻撃続行を厳命した。

野中大尉は桜花が無事発進した場合の無線報告をしなかった。それが、彼なりの、無謀な作戦で若者に死を命令する人でなし宇垣に対しての無言の抵抗であった。

野中大尉は、出撃前に「湊川だぜ」の一言を残し出撃していった。

この日、宇垣の面子によって殺された若者160名(桜花15名、陸攻135名、戦闘10名)、戦果0であった。

以上、神雷部隊HPを参考とさせていただきました。

http://www.asahi-net.or.jp/~un3k-mn/ooka.htm

野中大尉の『愛児への手紙』は是非読んでいただきたい。

インターネットで特攻関係のHPは多々あるが、どれもが特攻を美談として扱うものが多すぎる。また、その主催者が戦争経験の無い、30代が多いのに驚愕し、危機感をもっている。特攻をすべて、大西の責任として、いけしゃーしゃーと生きた源田のような男を始めとする国賊を告発する活動が必要だ。

特攻は美談ではない、愚行として長く後世に伝えなければならないのだ。

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