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(回答先: アフガン復興支援チームへの不参加を表明した安倍首相【天木直人・日本の動きを伝えたい】4/17 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 4 月 17 日 11:48:26)
安倍首相は勿論、「戦争を知らない子供たち」の世代である。
この「子供たち」は戦争を体験していないし、彼は疑似体験をしようともしないだろう。
想像力が貧困でなければ、イラクやアフガニスタンの人々の現状そして派遣されている米兵達の苦しさ・悲しさに心が向かうに違いないのだ。
しかし、人の想像力には「差」があって戦争体験者であっても戦争から貧弱な感情や思考だけを導き出す人もいる。残念ながら石原慎太郎氏はその類の人であるようだ。
彼の勇ましい発言からすれば、沢山いるところの彼の子供達の何人かを防衛大学に入れたり、自衛隊員にしたりしていても不思議ではない筈だ。それすら行っていない言葉だけの小説的軍国主義者なのだろう。とても三島由紀夫の足元には及ぶ事は出来ない。
安倍と石原は反国家・反人民の戦争犯罪者候補生である。
私が若い頃に「戦争を知らない子供たち」と言う歌が流行した。↓
http://www.fukuchan.ac/music/j-folk1/sensooshiranai.html
この歌が「反戦運動で好んで歌われる歌」と言われていて、私の同世代の若者達も大いに歌っていたものだった。
しかし私は実はこの歌が嫌いであって殆ど全く歌った事が無かった。せいぜい1・2回ほど歌い、しかも歌詞を完全に歌う事が無かった。
この歌は傑作であったとは言える。流行った事が傑作である事を証明している。
私が嫌いであった理由は、歌詞が実態から遊離していると思えてならなかったからであった。
「我々戦後世代は戦争を知らないとは言えない。戦闘場面に遭遇していないだけだ。日本は戦争の傷跡だらけではないか。家族関係でも戦死・戦傷がざらにあるではないか。つい最近まで焼け跡の建物も残っていた。兵隊帰りの人達は酒びたりの人が殆どではないか。
この様な有様の中にいる我等戦後世代を『戦争を知らない子供たち』と言うことは余りに無神経であり実態に合ってはいない。この様な歌が反戦運動で歌われる事が私には理解できない。」
私にはこの歌を聞くことは堪え難く、歌声が流れてくると耳を塞ぎたくなる思いであった。
しかしこの歌は私と同世代の人達の間では大いに受けたのだった。
その理由は歌いやすくて歌詞も重くなかったからだろう。
その後、この歌を創ったグループがラジオで製作時の事を話しているのを聞いた。
彼等は次のように語り合っていた。
「この歌が出来上がった時に、『俺たちが戦争を知らない世代というのは間違いではないのか? これは正しくはないから発表する事は止めてはどうか?』とも話し合った事があるのです。それもそうだなと考えたりして意見を戦わせたのですが、取りあえず出す事にしようと言うことで意見の一致を見たのです。」
私は、これを聞いて救われた気がした。それまで私は、「こんな歌を創った奴等はあまりに気楽で無神経だ、我々は戦争を知っている筈だ」と思っていたからである。
グループが私と同様の感受性を備えた人達であった事を知って救われた思いがしたのであり。
しかし、どういう訳か判らないがたまたま不釣合いに権力と地位を持つに至った無神経な愚か者達は戦争について想像力を働かせる事が出来ず、また同様の精神傾向を持つ有権者は他人の不幸を見過ごして不幸が自らに及ぶ投票を行い、愚かな政治を招きよせるのである。
全くのところ、「戦争を知らない子供たち」の免疫力の皆無な愚行がまかり通っている有様で、これは残念ながら国民の平均値を表わしていると言えるのだ。
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