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(回答先: 国民投票法案、参院でいきなり空転 (TBSテレビ) 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 4 月 16 日 21:23:21)
2007年4月14日発行 第19号
9条改憲阻止の会
国会前怒りの波 国会内は粛々採決
<続々、73名集結>
4月13日、9条改憲阻止の会旗の下に70名を越える人々が、各地から駆けつけた。他団体と共に三百名ほどが国会前に座った。
現場の朝は早い。8時40分、座り込みの七つ道具(旗、タスキ、ハチマキ、机、椅子、ニュース・バックナンバー、文具など)が、江田さんの手で運ばれてくる。前日、衆議院特別委員会の審議打ち切り強行採決を自宅で知った人々が、本会議採決を阻止せねばと集まってきた。次第に座り込みの列は長くなり、朝から燃えはじめた。
「この強行採決への怒りを表わしたい」とやってきた佐賀の女性。「”美しい日本”には、やはり牙が生えていましたネ」と座り込んだ人。大阪高槻から「大阪でも5/3行動を計画中だが、強行採決反対の現場に一度加わりたい」と、かけつけた女性。
沈黙こそ抗議とタスキとハチマキを身につけ座して国会をにらみ続ける人。「いつか国会の近くで意思表示したいと思っていたが、昨夕の朝日で座り込みグループを知り、入れてもらおうとやって来た」という目黒の住民――初参加なのに、資料のコピーや、ニュースの整理などの仕事の輪に加わってくれた。
そこへ、この日取材にやってきたのは、テレビの外人取材クルー(?????)と、朝日放送の報道ステーションクルー。3月には腰の重かった取材者も現場を踏めとばかり繰り出しはじめた。
<異常な警備>
この日の国会周辺は2日前と比べピリピリと異常と思えるほどの警備体制。地下鉄入り口前には、5台の装甲車。首相官邸と自由民主党本部は白いフェンスをめぐらし、各10名ほどの警官が公道通行人まで止めて検問している。座り込みの現場の道路をへだてた向こうには、立ちっぱなしの7人の背広姿の男達(私服刑事)。こちらを双眼鏡でのぞきながら、手帳にメモしている。我々の怒りは手帳などに入り切れないはずだ。
<粛々、衆院通過――本会議傍聴記>
座り込みメンバーの中からA、B、C、D、Eの5名が辻元、保坂議員を紹介者として、衆議院本会議傍聴席に座った。ノート1冊以外すべての持ち込み禁止のものものしさ。午後1時開会。憲法特別委員会中山委員長の経過報告に続き、民主党案枝野、自民党案近藤が提案。それに続き、民主、公明、共産、社民が一党8分から3分という勢力比の持ち時間で賛成・反対の発言。その間少々の野次はとびかっていたが、総じて予定調和の筋書き・・・。昨日、中国の温家宝首相に、日本の指導者の”過去の歴史の反省”にお誉めの言葉をいただいたのも、この議場だった。何という身代わりの早い皮肉な光景。
辻元清美の「なぜこれほどまでに安倍は改憲を急ぐのか。自民、民主両案とも、戦後レジームの破棄、戦前レジームへの回帰に命をかけている。憲法とは、本来そういう権力者の越権をこそいましめ、しばるのが役目。数をたのみとした暴挙は許せない」の発言が唯一の救い。
――午後2時前、河野議長は、自明のこととして数えることもなく、「民主党案少数、自民党案多数。よって・・・」と宣言。怒号もなく、国民投票法案はあっけなく参議院に送られることになった。
そこには一枚の抵抗の絵もなかった。闘いはすべてこれから・・・。
<問われる院外闘争の力>
傍聴したA、B、C、D、Eは、10m下の議員席の大半を占める安倍体制の支持マシーンの群れをにくにくしく見下ろしていた。民主党さえ一ブロック。改憲阻止勢力はほんのひとかたまり。
この分布が日本国会の生々しい現実。憲法発議要件である議会の3分の2を、これからどう突き崩すのか。それは国会外闘争の力にかかっている。4月11日夜まで蜜月を重ねた3分の2連合(自民・民主)は、表層雪崩を起こした。この崩壊の根本に、国会外の動向が大きく作用している。改憲NOの私たちの意思表示が、国会内の雪崩を起こす。確信を持って今日からの座り込みを続けよう。 (文責・泉)
「国会前 ハンスト 座り込み 現場ニュース」第19号(4/14)
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