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タミフルの危険性を黙殺した厚労官僚【天木直人・日本の動きを伝えたい】4/15
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投稿者 天木ファン 日時 2007 年 4 月 15 日 23:36:49: 2nLReFHhGZ7P6
 

(回答先: 国民の年金が自民党政治家への献金に消えていた!【天木直人・日本の動きを伝えたい】4/14 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 4 月 15 日 23:34:48)

2007年04月15日
タミフルの危険性を黙殺した厚労官僚
 

  4月14日のブログで私は年金官僚の不正に関する週刊現代の告発記事を紹介した。今回はタミフル薬禍に関するやはり週刊誌の告発記事だ。4月20日号の週刊ポストの記事は必読の記事である。
  4月4日、厚労省はタミフル服用の副作用による「異常行動」が過去128人起きていた事を公表した。今年になって厚労省は前言をひるがえし長年否定して来たタミフルと異常行動の因果関係をめた。さらに3月20日には10代の患者にタミフル使用制限を打ち出した。そして今回の「異常行動」の公表である。
   国民の生命に関わる薬禍であると言うのに、政府はなぜかくも遅く、断片的な対応しか出来ないのか。これは国民の素朴な疑問であり、怒りの気持ちであろう。
   しかし4月20日の週刊ポストの記事は、タミフル問題をこれで終わりにしてはいけない事を我々に教えている。
  「薬害タミフル脳症被害者の会」代表である軒端晴彦氏は、17歳で長男を失った(タミフル服用後に交通事故で亡くしている)人であるが、その軒端晴彦氏は「家族は近所に知られたくないという理由から報告しないケースもあり、異常行動者はまだまだいると予想しています。行政はこうした事態が発覚して大問題になることをおそれ意図的に隠した疑いすらある」と週刊ポストに話している。
  さらに週刊ポストは厚労省が製薬会社や医療関係者から危険性の報告を受けていたにもかかわらず精査してこなかった疑惑を、関係者のつぎのような発言を引用して提起する。
 「・・・販売以来、副作用の報告は、重症度に合わせて『15日報告』や『30日報告』で厚労省に上げています」(中外製薬広報部)。
 「・・・私は05年11月に日本小児科学会で(タミフルの副作用症例を)発表し、対策を講じるよう要望しました。ところが国の研究班は同じ時期に『インフルエンザ脳症ガイド』を作成し、タミフルの危険性には一切触れなかった・・・(このままでは医療現場が混乱すると危惧したので)私はタミフルと異常行動の因果関係を示す意見書を当時の川崎二郎厚労相に加え、同省の健康局長や医療食品局長、結核感染症課長らのエリート官僚に送りましたが・・・ことごとく幹部医師に黙殺された・・・(医療ビジランスセンターの浜六郎医師)。
  何故黙殺され続けたのか。「厚労省は既に国策としてタミフルの備蓄を進めており、危険があるために販売禁止となれば責任問題になる。政策の間違いを認めたくなかった」と週刊ポストは厚労省関係者の言葉として紹介している。更にまたその厚労省関係者は、「研究班の医師や関係学会の医師は、中外製薬から寄付金をもらっていた可能性があるので、議論したくなかったのでしょう」と話している。実際のところ、厚労省のインフルエンザ研究班に名を連ねる医師である横田俊平横浜市立大学教授や森島恒雄・岡山大学教授には1000万円、600万円が渡っていたし、06年の調査会に参考人として出席した五十嵐隆・東大教授にも300万円が寄付されていた事が明らかになっている。明らかな「利益相反」である。
  タミフル服用と異常行動の因果関係を渋々認める辻哲夫厚労事務次官の記者会見時の表情を、読者は記憶されているであろうか。奇しくも彼は厚労省の審議官時代の04年10月22日に、年金掛け金の「監修料問題」が発覚した時、「顔から火がでるほど恥ずかしい。国民の信頼回復に努めてまいりたい」と弁明した官僚である。心にもない弁解を国民の前に平然と繰り返すことのできる厚かましさを持ちうる者が官僚社会で立身出世するのだ。
  このまま行けばタミフル問題もまたやがてメディアから消えさってしまうことだろう。官僚の不作為の責任はまたしても放置される事になる。いつかはその悪循環を断ち切らねばならない。


http://www.amakiblog.com/archives/2007/04/15/#000340

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