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(回答先: 3野党が共闘成果 参院選戦略、自民練り直し(北日本新聞-富山) 投稿者 JAXVN 日時 2007 年 4 月 09 日 16:41:13)
たびたび失礼します。
「石川県議選 自民24で過半数維持 公明、16年ぶり2議席
石川県議選は八日、十五選挙区(総定数四六)のうち、無投票の五選挙区を除く十選挙区で投票が行われ、即日開票された。無投票当選を加えた新勢力図は、自民は公認二十四、推薦一の計二十五議席で過半数を維持したが、改選前より四減。公明は十六年ぶりに一増の公認二議席を獲得した。新進石川は公認六、推薦一の計七議席、民主は公認二議席、社民は公認一、推薦三の計四議席、共産は公認一議席で、党派推薦のない無所属は五議席。十選挙区では現職三十三人のうち四人が落選し、新人は十七人中、六人が初陣を飾り、元職三人は二人が返り咲いた。
十選挙区の平均投票率は57・95%で、過去最低だった前回(十二選挙区)の62・24%を大きく下回った。金沢市、七尾市、河北郡は前回を超えた。
自民の改選前議席は二十九。今回は推薦を含めて二十八人の擁立にとどまり、県都金沢と能登半島地震の被災地・鳳珠郡で現職各一人が落選。羽咋郡北部では現職が党籍証明を持つ元職に敗れたが、元職の自民入りは確実と見られる。粟貴章氏の野々市町長選転出で改選前議席七の新進は、現職一人が民主公認で出馬し落選。残る現職六人は議席を維持し、粟氏後継の推薦新人は無投票当選した。
改選前二議席の民主は、新進からの鞍替えを合わせ金沢市で三議席確保を狙ったが果たせず、七尾市でも推薦新人が及ばなかった。公明は金沢市で二万票超を得た。推薦を含め改選前四議席の社民は勢力を維持、共産も金沢市で改選前の一議席を守った。
金沢市は下沢佳充氏(自現)が初のトップ当選し、尾西洋子氏(共現)、金原博氏(進現)が続いた。次いで宇野邦夫(進現)、谷内律夫(公新)、中村勲(自現)、庄源一(公現)、田中博人(無現)、石坂修一(進現)、紐野義昭(自現)、中谷喜和(民現)、盛本芳久(無社現)、米澤賢司(進現)、米田義三(自現)、広岡立美(民現)、北篤司(無新)の各氏が続き、宮下登詩子氏(社現)が滑り込んだ。新谷博範(民現)、県議会議長の長井賢誓(自現)両氏は及ばず、現職議長の落選は六十年ぶりとなる。
鳳珠郡は宮下正博(自現)、桜井廣明(無元)両氏が宮下源一郎氏(自現)を退けた。五人が争った河北郡は桜川剛(自新)、米田昭夫(自現)両氏が激戦を制し、前回と同じ顔ぶれで合併自治体の地域間対決となった羽咋郡北部は石田忠夫氏(無元)が小泉勝氏(自現)に競り勝った。鹿島郡は山田省悟氏(自現)が長屋一二氏(無新)を接戦で破った。
七尾市は和田内幸三(自現)、西田昭二(自新)、石島正則(同)の各氏が伊藤正喜氏(無民新)を退け、前回と同じ顔ぶれの小松市は藤井義弘氏(自現)が首位を守り、山根靖則(無社現)、福村章(自現)、北村繁盛(進民現)の各氏が続いた。能美市能美郡は沢田貞氏(無新)が補選を含め三度目の挑戦でトップ当選し、森祐喜氏(自現)が続いた。松任市石川郡西部は米光正次(進民現)、吉崎吉規(自現)、作野広昭(同)の三氏、羽咋市羽咋郡南部は稲村建男(自現)、小倉宏眷(同)両氏が勝ち上がった。
女性は過去最多タイの五人が出馬したが、当選は金沢市の現職三人で、改選前と同じだった。
自民が金沢市、鳳珠郡、羽咋郡北部で議席を減らしながらも、どうにか過半数を維持したことで引き続き県政に大きな影響力を持つ状況に変わりはなく、第二勢力の新進石川も推薦を含め七議席を確保し、県政界はこの両勢力が中心となって展開されることになる。
ただし、ベテラン議員が相次いで引退する自民内部は、主導権争いによる派閥抗争の激化が予想され、谷本正憲知事の生みの親を自任する新進石川にしても、かつての勢いがみられない。両勢力とも不安要素を抱えながら次なる四年間に入ることになり、自民派閥再編の動き、それに伴う各会派・勢力間の綱引きも激しさを増すのが必至の中で、県政流動化は避けれない見通しである。
議会内連携を図ってきた自民と新進石川は今任期後半から、議長問題をめぐり亀裂が入り、この対立構図がそのまま県政にも持ち込まれるようなことになれば、これまでのような共産を除くオール与党という体制が大きく揺らぐ可能性もある。
一方、民主は新進石川の推薦も受けた現職が落選し、七尾市で推薦新人も敗れた。夏の参院選も控え自民王国のど真ん中にくさびを打つことを狙って、七尾に県連幹部が大挙して応援に入っただけに、今後の対自民、対能登戦略の見直しを迫られる。金沢市で二議席確保という悲願を達成した公明は、県政における発言力が増すことが予想され、友党自民との力関係にも微妙な変化を与える可能性も否定できない。
今県議選では夏の参院選県選挙区を視野に入れた動きが、表立って見られなかった。民主が独自候補を擁立できないまま県議選に突入したことが一因であり、民主の対応の遅れを受け、自民勢力も公認候補を擁立しながら県議選と参院選との連動がおろそかになったとみられる。
参院選県選挙区では、民主が候補を立てるのは確実視され、新進石川も歩調を合わせていく構えを示している。自民がカビ臭い派閥抗争という「内なる戦い」にエネルギーを費やし、その足並みが乱れるようことがあれば、民主・新進石川勢力に付け入るすきを与え兼ねない局面も予想される。(築田和夫)」
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070409101.htm
北陸はかつては「自民にあらずば政治家にあらず」という所でした。しかし、森元首相のお膝元石川でさえも、地方組織の内情はかなりガタが来ているようです。この石川の「自民過半数維持」も、中身を見れば野党の出遅れに助けられた(あっ、これは東京都知事選と同じか)というのが本当の所のようです。
安倍首相は都知事選の「圧勝」に浮かれている場合ではないのではないでしょうか?
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