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□“慎太郎節”反省と強気 「都民の良識だ」 [産経新聞]
http://www.sankei.co.jp/seiji/senkyo/070409/snk000.htm
“慎太郎節”反省と強気 「都民の良識だ」
「首都の顔」に三度、石原慎太郎氏(74)−。統一地方選の前半戦は8日、投開票が行われ、東京都知事選では石原氏が、「都政の私物化」などと「反石原」を鮮明にした元宮城県知事の浅野史郎氏(59)らを大差で破り3選を果たした。石原氏は、高額な海外出張費などに批判が相次ぎ逆風下の選挙戦となったが、実績に加え、持ち味である強いリーダーシップが支持された。「五輪でみんなで大きな夢を見ようよ」。集大成となる3期目のかじ取りへの意欲を力強く語った。
「都民の良識がこういう結果をもたらしてくれた。実績を評価された」
8日午後8時40分。当確の一報を受けて、大勢の支援者が待つ東京・新橋の選挙事務所に石原氏は濃紺のダブルのスーツで登場。開口一番、当選の感想を述べ、安堵(あんど)の表情を浮かべた。
選対本部長の佐々淳行氏と固く握手を交わし、3男の石原宏高衆院議員が支える「必勝ダルマ」に目を入れると、割れんばかりの歓声と拍手に右手を挙げて応えた。
約200人の報道陣に囲まれた当選会見で石原氏は、「安心、安全な暮らしを都民は希求している」と述べ、災害対策など積み重ねてきた実績が当選につながったと分析。「嫌なことばかりの日本で、若者と楽しい夢をみようじゃないですか」と、公約の2016年五輪招致の意義を強調した。
また、都の子育て支援策を問われると「国から感謝されたが、その前に国にやってもらいたいね」。選挙期間中は控えていた、国を批判する“慎太郎節”も飛び出した。
その一方で、海外出張など「都政私物化」問題には「違法性はないが、もう少し丁寧な説明が必要だった」と反省を口にした。
もともと、選挙戦序盤は「反省する石原慎太郎」を印象づけたが、自民党都議からは「謝罪は慎太郎に似合わない」「強気でいけ」とハッパがかかり、中盤以降は「反省」と同時に、排ガス規制など都政の実績を強調。最後は五輪招致の夢を力強く訴える姿勢に修正してきた。
会見後も石原氏のボルテージは上がり、予定になかった万歳三唱も。選挙中、何度も応援に駆けつけた長男で自民党東京都連会長の伸晃氏があいさつに立つと、石原氏はマイクを奪い、「たまには息子も役に立つ」。伸晃氏も「最後の親孝行ができた気持ちでいっぱいです」と切り返すと、会場は拍手に包まれた。
◇
石原慎太郎氏の当選会見の主なやりとりは次の通り。
−−3期目も都民は石原さんを選んだ。何が支持されたと思うか
「(高額な海外出張費問題など)一部のバッシングがあったのが残念だ
が、都民の良識がはっきりとそれを仕分けしてくれた。私一人でなく、自民、公明の両党が協力してくれた過去(2期8年)の実績も目に見えた形で支えてくれた」
−−高額な海外出張費などの問題をどう考えるか
「小笠原諸島が世界遺産に登録されるだけの整備を整えるなど、視察や出張が結果をもたらした。ただ、プロセスの中で、ていねいな説明が必要だったとは思う」
−−いち早く「当確」が出たが
「都民には安全で安心な生活がしたいという願いが圧倒的に強い。都では自衛隊や米軍などと災害対策を行うなど具体的な形にしてきた。それを都民が認識して評価し、また期待もあったと思う」
−−子育てや教育については
「今年から都は義務教育を終えるまで、一定所得層の中学3年生まで医療費の面倒を見るという日本で初めてのことをする。厚生労働省も感謝してくれているが、感謝する前に、国がさっさとやればいい」
−−東京五輪招致については
「財政面は何も東京だけが、日本だけが負担するわけじゃない。IOC(国際オリンピック委員会)の援助もある。3兆円の経済効果がある。若い人に一緒に楽しい大きな夢を見ようじゃないかと提唱した」
−−環境汚染が指摘される築地市場の移転はどう考えるか
「選挙のために出てきた、つくられた話題のような気がする。しかし実際に危険性があるかないかは食生活につながることなので、専門家と協議し、疑義があれば調査する」
(2007/04/09 00:04)
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