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(回答先: 「選挙は決断までが8割」 浅野流「当選の仕方」 [J-CASTニュース] 投稿者 white 日時 2007 年 3 月 02 日 22:41:54)
悪意に満ちた記事だな。(笑)俺が自分のココログで紹介した【埼玉新聞】の記事を見ればその意味が分かるだろう。
浅野史郎さんが迷っていた理由が分かったような気がします。&浅野さんの著作を調べました。
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2007/03/post_e748.html
でご紹介した、埼玉新聞(2003年8月28日掲載)の記事だ。埼玉の知事選の時に応援に行った時の記事だと思う。
こうしよう!あすの埼玉 ’03知事選【埼玉新聞】
「借り」つくらない選挙を ・・・宮城県知事 浅野史郎氏・・・
http://www.saitama-np.co.jp/main/rensai/kensei/03tijsen/asuno/07.html
浅野史郎氏 改革派知事の一人として注目を浴びる浅野史郎宮城県知事
明日の天気は変えられないが、明日の政治は変えられる。明日の埼玉県も変えられると言ってもいい。選挙を軽くみてはいけない。選挙民を見くびってはいけない。
選挙事務所には、得体の知れない人たちが集まっていて、普通のおばさん、おじさんは、選挙に直接かかわることはあり得ない。そんな中で、選挙に大きな関心と興味を持てと言われても、無理な話である。
私が候補者として戦った三度の知事選挙では、普通の人たちが主役であった。生まれて初めてポスター張りをした、ビラを配った、電話かけをした、百円カンパをした。そのことに、感激をした人から、「選挙にかかわらせてもらってありがとう」と感謝された。そんな図式をどうやってつくるか、これはテクニックではなく、哲学の問題である。
知事選挙の候補者としては、特定の応援団は持たない方がいい。固有名詞として恩に着なければならない人はつくるべきでない。当選した翌日から知事としての仕事が始まるのだが、「誰のおかげで知事をやれているのか」と圧力をかける個人、団体は欲しくない。知事として、進むも地獄、退くも地獄といった選択を迫られたとき、頭に浮かぶのが、県民の群像であるのと、特定の人間の顔であるのとでは、どちらが勇気を鼓舞されるか。
知事になってからは、選挙のときの敵よりも、味方の方が怖い。借りはつくらないほうがいい。恩義を感じるなら、県民一般であるべきである。そういうふうに思える選挙ができたらいい。
選挙の図式が、当選後の四年間の知事としての仕事の在りようを決める。四年間、県民のためにがんばろうという決意を促してくれるのは、選挙の時の戦いぶりである。知事は、まさに、選挙を通じて知事に変身していく。これが、三回の知事選挙を経ての実感である。
「無党派」が選挙のテクニックになってはならない。いかにして、すりよってくる利益集団を排するか、借りをつくらないかという、覚悟の上での選挙であるべきである。
知事になってからは、隠し事のない、真の意味での情報公開を本気でやることが必要。そのためにも、正々堂々たる選挙を心掛けるべきである。
(寄稿)
▽浅野 史郎(あさの・しろう)▽
1948年仙台市生まれ。70年、厚生省人事課入省。外務省在米日本大使館一等書記官、厚生省児童家庭局障害福祉課長、同生活衛生局企画課長などを歴任。93年、45歳で退職し宮城知事選に出馬、自民、社会、民社の推薦を受けた副知事八木功氏を破り初当選、連続3期。障害福祉全般、税財源では地方の立場からの三位一体改革を目指す。改革派知事の一人として全国的に注目されている。
(2003年8月28日掲載)
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