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(回答先: 米国が核兵器全廃を唱え出す日【天木直人・日本の動きを伝えたい】3/1 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 3 月 01 日 09:24:18)
これは果たして、キッシンジャーやシュルツの『本音』なのでしょうか?
米国は、北朝鮮に対しても核兵器の完全廃棄を求めてはいないわけです。
パキスタンやインドの核兵器保有も認めているわけです。
勿論、イスラエルの核兵器保有は認めているのです。
これらを考慮すると、「核兵器を廃絶せよ」との主張は、別の『本音』と対の関係にあるものと疑う事が出来ます。
つまり、『本音』を補強する役割をする看板と考える事が出来る訳です。
「米国は核兵器の使用は望んでいない。それどころか核兵器の廃絶を望んでいる。核兵器を使用する国や勢力は人類の敵だ」と大声で言いたいのかもしれません。
しかし、米国はバンカー・バスターなどに使う事の出来る小さな核兵器の開発を熱心に進めています。先ずは、この様な開発を率先して止めるべきでしょう。しかし、この様にして米国が開発した小型核兵器は密かに他国へ渡されるという「高い可能性(設計図だけでOK)」があります。
『本音』とは何でしょうか?
それは、世界的規模での中小国による「核拡散」であると私は考えるのです。国だけでなく勢力に拡散してもよいと考えている可能性すらあるのです。
また、場合によってはそれが使われる事も容認している可能性があるでしょう。
従って、日本でもこの「本音」に誘導・煽動された政治家や評論家が日本核武装を公然と主張しだすようになったのです。
先ずは米国の「本音」があるからこそ、この様な現象が起きたのでしょう。
気の小さい凡庸で三流の政治家・評論家だからこそ出来る事です。
中東で将来的には中小の核兵器が使われることは考えられると思っています。
必要があると考えられれば使われても不思議ではありません。
「幕引き」に相応しい兵器なのですから。
第二次大戦の幕引きすら行ったほどの威力を秘めた兵器なのですから。
しかし、そこでは米国自身が核爆弾を投下する必要はありません。
他の国や勢力が使ってくれれば、それに対して米国は「大いに遺憾に思う」とコメントすればそれで済む訳です。
他人が自分のやりたい事をやってくれるように仕向けるのが賢い人の遣り方です。
その内に、次のように言い出すかもしれません。
「核兵器を使用した者に対しては戦争犯罪を適用するようにしよう。その為の国際的な話し合いを進めて国際法も整備しようではないか。」
善悪が裏表にある事が政治の世界と常でありましょう。
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