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□堀米被告の被告人質問行う−加藤紘一氏の実家放火事件 [山形新聞]
http://yamagata-np.jp/newhp/kiji/200702/28/news20070228_0403.html
堀米被告の被告人質問行う−加藤紘一氏の実家放火事件
2007年2月28日(水) 19:16
鶴岡市の加藤紘一自民党元幹事長（67）の実家と事務所が昨年8月に全焼した放火事件で、現住建造物等放火などの罪に問われた東京都文京区湯島4丁目、右翼団体構成員で無職堀米正広被告（66）の第3回公判が28日、山形地裁（金子武志裁判長）であった。弁護側による被告人質問が行われ、堀米被告は「家の中に誰かいたら外に出すつもりだった。ガソリンを持っているので脅せばいいと思った」と述べた。
弁護側は犯行方法について質問し、堀米被告は「（ごめん下さいと）大きな声を出し、人がいるかを確かめた」とした上で、誰かがいた場合でも、持っていた包丁を使うことは考えていなかったと説明。さらに、「加藤氏が家の中にいた場合は考えていなかった。確実に東京にいると信じていた」などと話し、弁護側はこれらの証言を通じて調書との相違点を指摘した。
尋問に先立ち、検察側は消防士や警察官ら3証人の証言を通じて、損害など不同意とされていた証拠内容を立証。その後、供述調書の証拠のうち、弁護側が同意した一部が裁判所に提出され、堀米被告が「加藤氏は（同じ）山形出身で年齢が近く、親近感があったが、雑誌（の対談記事）を読んで裏切られた気持ちになり、何回も読んですべての部分に憤慨した」と語った内容などが明らかにされた。
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