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自民党と「第二の自民党」の間でどっちがいいか競わせたり、
石原と、無難かトンデモかよくわからん浅野とを競わせたりしたところで、
政治は変わりません。
今が酷すぎるからちょっとでもマシになりさえすればいいんだ、というお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
そのやり方を繰り返しているうちに、ちょっとずつでもマシになっていくだろうともお考えなのかもしれません。
しかし、そうでしょうか。
「自民党や石原は巨大だ、だから反自民、反石原は結束してそれらを潰しにかからなければならない。」
そう考えるのもわかります。
しかし、彼らが巨大だというのも幻想かもしれないのです。
実際、自民党が圧勝したと言われる9.11衆院選挙で、自民党の得票率は半数に満たないのです(←「得票率で見れば自公両党は合わせて小選挙区で全体の49%、比例区で全体の51%を抑えるに止まっており」)。
選挙のたびに住民票を移動したり近所の人を動員して自公に投票させる創価学会員の存在だってあります。
また、国民は変化を求めない、だから自民党のままなんだ、といった主張を時に聞きますが、本当でしょうか。
現に、小泉改革に期待した人たちは、何らかの大きな変化を求めて、「痛みが伴う」ということを了承してまで小泉を支持した(単なるマゾ?)のではなかったのでしょうか?
変化を求めている人は潜在的に多くいると思います。
格差を問題に思っている人も多いはずです。
小沢は格差是正を謳っていますが、新自由主義をやめる気はないようです。
新自由主義の枠組みの中で、ちょっと財政出動をやるだけのようです。
それで「抜本的な改革」ができるでしょうか。
「骨太の改革」(小泉)なる言葉もあったようですが、本当の骨太の改革というのは、格差を生み出す源である新自由主義の破棄から始めなければならないのではないでしょうか。
抜本的な改革をする気のない政党や人たちに政治をまかせて、対症療法的な政治を続けさせたところで、「病気」は治癒しません。
政府は「生活習慣病」などという言葉を作り出して、病気の原因になることのある生活習慣なるものを見直させ、それによって発症自体を抑えようとしています。この施策は、病気の人は「生活習慣がしっかりしていなかった人」というような偏見を植え付ける効果ももつものであるため、呼称はよろしくない。しかし、発想は、これでいいと思います。
政治でも同じことです、悪の源を断ってこそ、よい社会が切り拓いていけるのです。
第二の自民党と言われる民主党が躍進して、日本が二大政党制になったとします。
民主党が「第二の自民党」状態から脱皮し、真の対立政党になっているのならそれでいいです。
しかし、そうでなかったら。
自民党的悪政はその後も続くでしょう。
さらに悪いことには、「自民党を倒せさえすれば」、の発想で、数をたのみに、「これは戦略なのだ」とばかりに民主党にばかり投票していた結果、その他の少数野党が消滅の危機に至っているかもしれません。
今本当に自民党の政治に対して異議を申し立てているのはどの政党か。
マスゴミがあまり報道しないので多くの人には伝わっていないと思いますが、社民党や共産党でしょう。
また、鈴木宗男の「大地」でしょう。(国民新党は、野党共闘の姿勢は優れていると思いますが、政策の方は、教育基本法改悪にも反対の姿勢は取っていましたが実質的には反対していなかったようなので私は懐疑的です。)
これらの政党が消滅してしまったら、私たちの意見を代弁してくれる者がいないことになります。
私たちの意見を代表してくれる政治家がいないような国はもはや民主主義国家とは言えません。
私は、潜在的には社民・共産を心情的にだけでも支持している人は多くいると思います。
私もその一人です。
野党共闘が割れることで自民党側が結果的に勝ってしまうことを恐れて第二の自民党に投票しつづけるよりも、少しずつでも、ホンモノの野党の議席を増やしていく方が、中長期的に見て、日本にいい結果をもたらすのではないでしょうか。
随分長い間自民党政治が続いてきたために、官僚機構は自民党に組み込まれてしまっています。
そのせいもあり、今の野党が政権についたら、最初は混乱もあるでしょう。
政策が未熟なのを心配される向きもあるかと思います。
しかしそれは、国民が皆で見守り、叱咤激励していけばよいことではないでしょうか。
民主主義なのですから、国民が政治家を育てていけばいいのです。
そもそも、政治は人気投票で運営されてはならないのです。
いやしくも民主主義を標榜するからには、国民一人一人が、自分が望む政策を実現してくれそうな政治家/政党に投票しなければ、民主主義とは言えないのです。
案ずるよりも産むが易し!
さあ、どこの政党、どの政治家の政策が日本を根本からよくしてくれそうか、各自検証してみましょう!
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