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自然の営みを考えると。
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投稿者 東京音頭 日時 2007 年 2 月 06 日 15:36:36: lg2/OnhcbNSWg
 

(回答先: 産む、産まないの自由は自己中とは別物です。 投稿者 heart 日時 2007 年 2 月 06 日 00:21:32)

Heartさん、お返事、ご意見をありがとうございます。

私は、そんなに違う意見とは思っていません。使う言葉は違うけれど。
私の伝え方が乱暴であったことや、正確さに欠けているから、ということもあると思いますし。

私が自己中心的な考え方だ、というのは、今の日本で、こどもを産まない女性一人、一人のことを言っているのではありません。
今の社会は、多分日本だけではないと思いますが、とても非人間的な世界だと思っています。
つまり、人間も自然の一部であることを忘れ、自然を壊してきてしまいました。
人間の営みも自然の一部であり、それが壊されてきていると思うのです。

自己中という乱暴な言い方は、今の 世界(の為政者、いちぶの人)が受け入れ、推し進めているように見える自然の営みに反するような生活への動きへの反動です。
社会がこどもや子育てに非常に冷たいということを隠したい、というか そういう社会をつくってきている人々は、産まなくても、それはあなたの選択、産まないのだっていいじゃない、産めなんて、強制するなんて、ファシストよ、なんていう 一見女性の人権、生き方を擁護しているようで、実は出産できなくなった女性に それはいいのよ。あなたの選択よ。産んで何ぼなんていう人、女性差別者だ。といって、思想的にこの社会を受け入れるような誘導を感じます。

私は、子供を産む、(実際産めない人は 子育てでも、他の生産活動でも、貢献すればいいと思う)ことは、食料など、ひとの生きる基盤、社会を作っていく上で 根源だと思います。


女性達がこどもを産むという行為は、権利とか、義務とかという次元の話にさえ、私は違和感を感じます。女性達が子を産み、その他の人々がその社会全体の人が 暖をとり、食べて、水を得て、生きていけるように、生産活動をして当然で、その中で、私は違う考え方だから、やりません。と言っては、社会全体が困った(飢える、など)のではないでしょうか。

逆の言い方をすれば、こどもの誕生が社会全体から感謝されるようなそんな社会がいいと思います。
社会全体が飢えずに、精神的にもおかしくならずやっていくためには、生産活動は不可欠で、その生産活動に、食物生産、衣料生産、そしてこどもの出産も入ると思います。
今の憲法にあるとかないとかの問題よりもっと根源的なものです。

自分らがここにいるのは、過去に多くの人々がその生産活動をしてきた結果だと思うからです。

今の日本の女性が産まない理由は色々あると思います。
私は、Heartさんのいうように、産みたくなくなるような社会だと思います。
それは、以前のように女性が出産をし、他の男性や女性が他の仕事を引き受け、お互い助け合っていきていく社会が壊されてきている、と思うからです。
大問題はそこにあると思います。
Heartさんは、きっときっこの日記を読まれていると思いますが、彼女がいうように、女性は産む機械、というところより、今のこどもの数が減ってしまった理由が、まるで女性が勝ってに、わがままで、産まなくなった、彼女達のまるで自由な選択のようないいまわしとしているほうが ずっと問題だ といっていました。
私も同意します。出産が、社会のため(社会のためというのは、結局自分やそのこどものためでもある。私はそう思っている)であるからこそ、社会は出産を何の心配もなく行え、まわりがそれを別な活動で支える、という社会にしない限り、女性、男性は産めなく(つくれなく)なるのは 当たり前でしょう。

今の為政者達は、社会(人間の存在に不可欠なもの)を壊してきていると思います。
その結果としての少子化でしょう。

最後に西洋、キリスト教の考え方のところですが、下で松浦さんが何か言っていますが、私は、めちゃくちゃといわれる覚えはありません。
ただ、彼、(彼女)の方がくわしいのでしょうね。きっと。

私は、宗教専門家ではありません。自分のこちらの学校で学んだキリスト教(フェミニストの視点で学びましたので、批判的でしたが。)と日々のこちらの人々と接してきた経験から書いています。
例えば、女性は誘惑者とされていて、また、男女とも性を思わせるヌードは悪徳、ご法度ですね。
他人とシャワーを浴びないという考え方はこれに影響されていると感じます。
女性が乳房を出すのは、男性を誘惑するので、公で赤ん坊に乳をあげるのは、禁じられています。
以前 ニュージーランドでの話ですが、マオリ族は生殖活動を神聖視していて、男性や女性の性器は崇拝の対象です。日本にも似た考え方があり、嬉しかったものです。
ある日、男性の性器の彫刻が 公園に飾られました。すぐにヨーロッパ系の住人から撤去しろという大抗議が来て、マオリ社会と対立してしまいました。
私は、この時、ヨーロッパ系とマオリの人々と話をしました。
日本にも性器信仰がありますね。お祭りもありますね。あれをこちらでは、男の力誇示の祭りといっていますが、彼らの翻訳は正確とは思えません。その生殖の力の誇示は、日本では決して、女性を支配する力ではないのですが、英語ではそういうニュアンスが入っています。
日本では、男性器が健康で、女性が健康だと生殖活動が安泰で、そしてそれを社会全体が祝うのです。これはどうも西洋ではない(大昔はあったのかな)ようですが。全キリスト教世界を調べていないので違ったら指摘してください。

こちらで出産した時です。日本は、出産前に、乳房をマッサージするのですね。授乳するためには、色々と準備が必要です。それがこちらではありません。出産後授乳ができなくなりました。原始的方法は、とにかくマッサージなのですが、その代わり、こちらの病院では、薬を飲み、特殊な光を乳房に当てるのです。全然よくなりません。
助けてくれたのは、日本と同じ方法をもつ韓国人の女性でした。

私が学校でまなんだことを実生活を通じて、実感してきた経験がもっともっとあります。
自然の中のものを人間が支配、という考え方は、捕鯨への考え方からもわかります。ずいぶんいろんな人を話しました。(家畜は人間が増やせるんだから殺してもかわいそうではない、という意見が強くて、困りました。)
魔女狩りも理由はひとつではないにせよ、初期では、彼女らが森に住み、薬草で病気を治すことをしていたからですね。自然の力で病気を治癒させるのは、魔法で、キリスト教では、恐ろしいことです。昔、イギリス人が森を恐れたのは、自然がこわかったからではないか、と思います。マオリ人曰く、彼らは深い森を怖がってはいってこれず、進んだ武器を持っていても使えないんだといっていました。(もちろん、一番の理由はマオリの勇気だそうでが)

アボリジニーとマオリ族は ヨーロッパ系の政府と 土地の支配の仕方で永遠に相容れません。社会で土地を共有し、その社会構成員全員の生存のため皆で生産かつどうをする。そのための土地である、(触らず、神、(自然の中にある神)の神聖な地としておく、と言う考え方も)わかりあえないのです。

話が自然信仰になってきてしまいました。
男女の生殖活動の話をすれば、そのものではありませんが、こちらでは、ゲイ(問題になっているのは男子のゲイ)のカップルが自分達の権利を色々主張します。私もゲイであるがために、就職差別などをするのは、反対です。
が、賛成できないものに彼らの こどもを持つ権利の問題があります。
ゲイの一人が、自分のこども(ゲイじゃなかった頃にできたこども、こういう人が多い)のもうひとりの親に ゲイのパートナーを公に認めろ というのです。
つまり、男二人が親になりたい、という主張です。
これは、発展すると(現に彼らも言っていますが)、将来は、赤ちゃんの養子をもらい、両親になるということも視野にあり、又、反対派がさらに恐れるのは、彼らの一人が、女性の腹を借り、人工的に精しを入れ、赤ちゃんを作り、自分達のこどもにする というものです。
まだ最後の段階まではきていませんが、”人権”の名のもと、このゲイが親(とりあえず、すでに生まれている前パートナーとの間できたこども)になることは、認められました。ニュージーランドの話です。
私はこのことで 義母や(西洋人)その親戚や友人と話をしました。私は、男と女がいて、こどもがてきる、という考えですから。でも私の考えは人権を認めない、ひどいものだそうです。
今のテクを使えば、別にこどもの親は、男、女である必要はないそうです。
話を聞いていると、キリスト教では、同性愛者は罪びとであり、絶対受け入れられません。それにより、差別されつづけてきたから、それへの反動かもと思ったりします。
しかし、なぜ、こうも自然の営みに反する事をこうも簡単にきめてしまうのか、考えると、自然は人間の支配下であり、そうなると、人の権利が、自然の営みの上にくるのは、キリスト教としては、理論的にありえる、と思ったのですね。
このゲイが親になる権利、さらに精しを使った親になる権利の主張を
Heart さんはどう思いますか。

私は、科学技術の発達で、生殖、こどもをつくる事、育てる事がどんどん 不自然になってきている気がしてなりません。
このようなこちらでの経験から、私なりに、キリスト教的な発想がどういう所にあるのか、反動的なことも含めて、自分なりに考えていることです。
キリスト教(宗派)は、こういう考え方をする という勉強ももちろん、実際それが生活でどう彼ら、彼女らに、また社会のきまりに影響を与えているのかは、とても興味深いものです。
もちろん、学校で本でキリスト教の勉強をしました とはいえ、全部ですか?
といわれると困るし、主にフェミニストが断固反対したいものが中心でした。
Heart さん個人で きちんと学ばれると言いと思います。

最後に私は、西洋の借り物 という言い方をしたのは、西洋思想を全否定したいのではなく、日本には、日本にあった考え方があるということです。
少し感情的になれば、民主主義、人権、といっている西洋がしてきたことは、まるで正反対におもえるのですね。豪州の中では、アボリジ二ー問題がいつまでたっても解決しそうもありません。アボリジニーの女性徒がひとり大学の学部にいました。(めずらしいのです。)
女性学中心の授業で、大半をしめる西洋系女性らが、豪州女性の地位向上を目指し、共闘をもちかけていました。 
しかし先住民女性とはまるで話がかみあわないのです。彼女が言うには、先住民の一番深刻な問題は男女差別ではなく、彼らの文化や伝統で生きる土地がないことです。一番必要なのは、独立なのかな と聞いている私は思いました(英語力の問題で、当時話しに入れなかったから、聞いていただけ。)
聞いていると、西洋系の女性らは、フェミニストであり、弱者の立場にたち、繊細であるはずなのに、先住民の生活(ものすごく原始的です。見た目)にもどりたいなんて、まさか。あんな生活に。と思うばかりで、自分達のような進んだ社会に住みたい、と言う先入観から抜けられないように見えました。
そして、とにかく、私たちのような、(言語が違うということは受け入れられていたようで)生活がいいでしょ。という発想からぬけられない、いう事実に驚いたことを覚えています。

平和、殺し合いがない、ある社会の人々が飢えずに、精神的に健康的に生きていく為の思想は、むしろそういう暮らしを実際してきたアボリジニー側にあり、イギリス系の人々の考え方にはないのでではないか、歴史が証明しているではないか。
そう思いました。
日本は、歴史的に、変えるべきもの、習慣もあるでしょう。
しかし、農耕民族として助けたい、長い間生きてきた庶民の生活から、もっと学び、それを基本に新しいものも加えていったら と思うのです。学ぶのだったら、もしかしたら、アイヌかもしれなけれど、アボリジニーや、ポリネシア人ら 先住民がわかもしれません。
アボリジニー社会にもマオリ社会にもバースコントロールの考え方はあります。
社会の秩序を保つ為、限られた食料や水のため、また死んでしまうこどもも考慮して、そのトライブ全体の人口を考え、女性達はそれにそって、こどもを生んでいたのです。
女性がこどもの出産を拒否したら、それこそそのトライブは滅びます。
病気になれば産めません。幼い頃性的に怖い体験があれば、セックスできなくなります。
だから、少女達がそういう思いをしないにように、様々なきまり(男性側に)あったということです。

最後になりましたが、
私は、でも最後の2行を Heart さんが理解をしめしてくれたので、それで嬉しいです。

hearさんはどのように感じられるかわかりませんが、私は、Heartさんの日頃の投稿を読んで、一生懸命、人々のために活動している、勉強している、と感じています。
阿修羅は話すだけですが、根本問題で、対立するとは考えていません。
あえて言えば、違いは 年齢や社会経験などからくるのもかもしれませんね。
私が今のひとりひとりの女性らを決して責めていない、ということだけでもわかっていただければと思います。


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