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柳沢伯夫厚生労働相が女性を「産む機械」と発言した問題をめぐり、辞任を求める声は31日、与党内でも拡大した。「辞任の必要なし」とする安倍晋三首相に対しても批判が噴出。7月の参院選を控えた自民党の舛添要一、大仁田厚両参院議員はスポニチの取材に「これでは選挙が戦えない」と語った。
前回の01年に比例で最多の約159万票を集め、7月の参院選も比例で出馬する舛添氏は「女性票に響く発言だ。これでは票が集まらない。とても参院選を戦えない。(柳沢氏には)自身で政治的判断をしてほしい」と厳しく指摘。また、同じく比例で出馬予定の大仁田氏は「これで戦うのは無理。日に日に女性票が離れていってしまう。そのまんま東氏(東国原英夫・宮崎県知事)だって女性票をかなり集めたのに。柳沢氏は安倍内閣のことを考えて判断をしてほしい」と語った。
津島派の運営幹事会でも参院選への影響を懸念する声が噴出。同派の笹川尭副会長は会合後、「消しゴムで消せない言葉がある。自ら身を処せば、内閣支持率も回復する可能性がある」と自発的辞任を求めた。公式な辞任要求の動きもあった。自民党の矢野哲朗参院国対委員長は二階俊博国対委員長と国会内で会い、国会運営への影響は避けられないとの立場から「辞任を含めた対応が必要」との考えを伝えた。
しかし、自民党の中川秀直、公明党の北側一雄両幹事長ら与党幹部は都内での会合で「辞任の必要はない」との認識で一致。安倍首相もこの日の参院本会議で野党の罷免要求を拒否。電話で柳沢氏に「辞める必要はない」と伝えたとの情報も流れた。
昨年9月に発足したばかりの安倍内閣だが、すでに佐田玄一郎前行政改革担当相が政治資金収支報告書の虚偽記載疑惑で昨年12月に引責辞任。自民党内では「安倍首相は2人目の辞任を出すと任命責任論が起きる。何とか柳沢氏の辞任は阻止したいと思っているようだ」との見方が強い。
しかし、参院選を控える立場からは「首相も当事者もきちんと判断してしかるべきだ」との首相批判まで上がる。さらに「官邸は当初、この(柳沢氏の)発言のどこが悪いのか?と言っていたらしい」とあきれ顔で話す議員もいた。
[ 2007年02月01日付 紙面記事 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/02/01/05.html
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