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http://ch01411.kitaguni.tv/e345275.html
3月22日告示の福岡知事選、4選を目指す麻生渡氏に対し、民主党は公認の対立候補を出馬させる見込みである。
ところが、その人選を聞いて、あきれてしまった。
「民主党県連は10日、同県連副代表の稲富修二氏(36)を軸に調整に入った」と西日本新聞で報じられている。
「稲富氏が有力となっているのは(1)全国最年少知事を狙える若さがある(2)民間企業での経験がある(3)松下政経塾出身で政策にも明るい‐などの理由があるとみられる」
特に「全国最年少知事」を狙うにはあきれてしまった。
個人的には、30代の若さで知事なんて任せられるものか、と思う。補佐的な役割、もしくは下積みをもっとさせた方がいいのではないか。
http://www.mskj.or.jp/profile/inatomi.html
「民間企業での経験がある」も、プロフィールを見る限りでは、95年に東大を卒業して丸紅に入社し、96年には退社している。このような「腰掛け」を民間企業の経験があるとアピールするのはいかがなものかと思う。どちらかと言えば、突っ込まれない限りは、自分からはアピールしない方がいいくらいの短い経歴である。
以前、細川元首相が、朝日新聞の記者だったことに、僕はさすがだと思っていたことがあった。
ところが、誰が書いたコラムだったか忘れたけれど、細川氏は、記者でいた期間はとても短く、取材活動もほとんどしていない、と書かれていて、がっかりした。経歴にハクをつけるために、記者になったようなものなのだ。
1年程度の勤務であれば、ほとんど試用期間みたいなものだと思う。企業に貢献するための下積み期間、または研修期間だったと考えていいのではないか。これが、五、六年働いたとか、十数年働いたのであれば、それなりの重みはでてくるのだろうけれど。
その後、松下政経塾に入った後、留学して博士号も取ったと、稲富氏の経歴には書いてある。
政策を立案する能力はかなりあるのだろうけれど、それなら、もっと市民感覚や、人生のつらさなども知っているベテラン候補者が知事になってもらった方がよほど福岡県のためになりそうだと思う。新しい知事が誕生したときに、新知事の下で働かせるべきだと思う。
そもそも、36歳の候補者に、福岡の人たちは票を投じるだろうか。
麻生知事の多選には嫌気が差したり、また麻生「財閥」に頼り続けるのか…という思いを抱いている人も、自分よりも年下の候補者で、しかも、政権党ではない候補者に簡単に票を投じるとは思えない。
確かに、福岡市長選も、北九州市長選も、自民推薦候補は負けた。しかし、無党派層は、民主党を積極的に支持しているわけではないのだ。空気の読めない民主党に、追い風は吹き続けるとは僕には思えない。
共産党は独自候補を出す予定である。結局、共産党候補が投票すればするほど、皮肉にも、現職の麻生知事に有利に働くことになるだろう。
福岡五輪を強引に推し進めたのは、前福岡市長であって、麻生知事ではない。他の都道府県の現職知事が不祥事を起こしているから、多選はよくないという考えが起こり、自民が推薦を取りやめてはいるが、麻生知事には、大きなマイナスポイントがないのだ。
もしかすると、稲富氏は福岡知事選で負けても、次の参議院に立候補させればいいという読みがあるのだろうか。
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