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(回答先: 3選阻止へ民・共挑む/知事選 石原氏判断に注目(東京新聞) 投稿者 gataro 日時 2007 年 1 月 03 日 17:43:04)
2007/01/02
安倍政権の晩鐘が聞こえる
1月1日(月)2007年が開けた。ミッシャ・マイスキーの演奏するバッハの無伴奏チェロ組曲を聴きながら、川上弘美『真鶴』(文藝春秋)を読む。誰もが生れ、生活し、やがては老いて死にゆく。それを「どのように承知し、どのように塩梅し、どのように楽しみ、どのようにあきらめていくのか」——それがテーマだという。読書に飽きたら古今亭志ん生の落語を聴いていた。仕事はじめには『私の家は山の向こう』文庫化のための作業をした。政治の世界では安倍晋三政権の晩鐘が早くも鳴り出している。朝日新聞が元日付け一面トップ記事でスクープしたように、こんどは松岡利勝農水相の疑惑だ。出資法違反容疑で家宅捜索を受けた資産運用コンサルティング会社「エフ・エー・シー」の関連団体(WBEF)がNPO法人を申請するにあたって、秘書が内閣府に審査状況を照会していたことがわかった。松岡農水相はWBEFからパーティ券代100万円を受け取っていたことが判明したとき、「私も私の事務所も(つながりが)ありません」と記者会見で語っていた。「エフ社」から魚住汎英(ひろひで)参院議員に2000万円が渡っていた事実も確認されている。やはりここでもWBEFのNPO法人申請への照会が7回も行われていた。それに続いて出てきたのが松岡農水相の疑惑である。NPO法人の認証をめぐるあっせん利得処罰法違反の疑いである。福岡県警の捜査は新年明けにさらに発展する。松岡農水相側は朝日新聞の質問に答えないで逃げたままだ。通常国会は佐田前行革相への追及も行われるように「疑惑追及国会」となる。
松岡疑惑などの進行によっては、7月5日に公示が予定されている参議院選挙と合わせて衆議院選挙も行われる可能性が高まってくる。ある自民党議員もそれを「ありうること」と語っていた。その前に行われるいっせい地方選挙の天王山は都知事選挙だ。現状では私物化疑惑を抱えてはいるものの、石原慎太郎都知事の三選は固い。それに対抗できるのは民主党だ。巷間言われている菅直人出馬が困難なのは、いったん議員を辞職しなければならないからだ。当選の可能性が高いなら出馬はありうるが、現状では難しい。では新聞報道で何度も名前があがっている海江田万里氏はどうかといえば、ある個人的問題を抱えているので、出馬は難しい。石原都知事に正面から対決できるのは、やはり田中康夫氏であり、とくにマスコミ関係者など周囲から出馬を焚きつけられている。小沢一郎代表と会ったとき、参議院選挙への出馬が話し合われたようだが、その前に都知事選に出ることは、たとえ敗北してもマイナスになることはない。選挙を面白くするには「石原VS田中」の構図は理想的だ。参議院選挙といえば、ジャーナリストの斎藤貴男氏が社民党の比例区から出馬する。比例1位は又市征治幹事長(現職)と決まっているが、斎藤氏は他の候補者3人に比べて知名度が高いから2位になる。前回参議院選挙の得票は比例区で299万票(目標は450万票)。05年の総選挙の370万票には及ばないにしても、斎藤氏の当選は固い。「せめて民主党から出ればいいのに」「もうジャーナリストとしては終ったな」と皮肉をいう者もいるが、翼賛政治に抗する政治家が増えることはいい。
【関連】
2006/12/04
田中康夫、都知事選に出馬?[有田芳生の『酔醒漫録』]
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2006/12/post_8b5c.html
2006/12/05
田中康夫、都知事選に出馬?(2)[有田芳生の『酔醒漫録』]
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2006/12/2_baa6.html
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