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□塩崎VS世耕の「犬も食わないケンカ」 [ゲンダイ]
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/28gendainet02029944/
塩崎VS世耕の「犬も食わないケンカ」 (ゲンダイネット)
70%近くあった支持率がわずか3カ月で41.9%。「つるべ落とし」の不人気に安倍官邸が焦りまくっている。記者団との定期懇談会や、広報体制の強化を模索しているというが、大本の安倍がダメではどんなお膳立てしても無理。しかも内輪もめまで始まった。
安倍は会見するたびにボロが出ている。国会閉会後の会見は、一方的に話して質問2つで打ち切った。愛人同棲で辞任した本間・政府税調会長に対する会見では、何を言っても「一身上の都合」の13連発。また記者から「今年を漢字一文字で表すと?」と聞かれ「変化」。「いや、一文字ですが」と再度聞かれると、今度は「……責任」。アホか。
「そこで世耕弘成・広報担当補佐官(44)が『一方通行だから理解されない』と、安倍と記者団との定期懇談会を設けることを考えているのです。メシでも食べながらあれこれ話をすれば理解が深まるだろうということです」(政府関係者)
しかし、それ以前に官邸の広報体制はバランバラン。スポークスマンの塩崎官房長官(56)と世耕広報補佐官がいがみ合っているのだ。
道路特定財源問題では、塩崎が何の根回しもなく自民党に乗り込んだため、道路族の猛反発を食らって官邸に逃げ帰った。そこで世耕に「何とかして欲しい」と泣きつくと、「今さら言われても」と知らんぷり。また、19日の国会閉会後の会見では世耕が、事前に「安倍3か月の成果」と題した自画自賛文書を配布したが、塩崎は「そんなものは知らない」と憮然。ことごとく対立しているのだ。
「昨年の総選挙を仕切った、という触れ込みで補佐官になった世耕を、塩崎は『アンタには何の権限もない』とバカにしている。一方、世耕は首相直属だという自負があるから、勝手に記者を集めて懇談会を開き、勝手なことを言っている。記者が混乱して呆れるのは当然ですよ」(元官邸スタッフ)
まるでデキの悪い「学園祭実行委員会」状態。もっともどんなに広報体制を充実させても、情報発信源が経済も漢字も知らないようでは先は見えている。
【2006年12月25日掲載記事】
[2006年12月28日10時00分]
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