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(回答先: <国民投票法案>成立強まる 修正なら賛成、民主が党内調整(毎日新聞) 投稿者 尾張マン 日時 2007 年 1 月 23 日 09:08:18)
国民投票法案:民主賛成へ 成立の可能性 改憲争点化回避「痛しかゆし」
◇修正では党内調整難航も
民主党が22日、国民投票法案に条件付きで賛成する方向で党内調整に入ったのは、憲法改正問題を7月参院選の争点にしたい安倍晋三首相の思惑を外す狙いからだ。25日召集の通常国会で同法案を成立させれば、安倍政権の得点となる。しかし、法案に反対して国会が会期末ギリギリまでもつれれば憲法問題が争点化してしまう。「痛しかゆし」のジレンマの中、早期成立の方が得策だとの判断に傾いた。【須藤孝】
「いつの間にか成立しているのが民主党にとって一番望ましい」。国民投票法案について民主党幹部はこう漏らした。
民主党は格差問題を小泉改革路線の「負の遺産」と位置づけ、これを継承した安倍政権との対抗軸に格差是正を据えたい考え。民主党の鳩山由紀夫幹事長が今月10日、自民党の中山太郎衆院憲法調査特別委員長に「参院選のことを考えれば成立は早い方がいい」と伝えたのも、改憲の争点化を避ける狙いがあった。
しかし、社民党の反発を招き、小沢一郎代表は15日、鳩山氏に「自民党より前に行っているように見えるのはダメだ」と微妙な指示を出した。
与党との共同修正に応じなければ民主党が前に出る形にはならない。法案に反対すれば党内が改憲派の反発で混乱するだけでなく、同法案をめぐる攻防が脚光を浴び、格差批判をかわす余裕を政府・与党に与えかねない。そこで、鳩山氏ら執行部がたどりついたのが、与党が単独で提出した修正案に賛成する「消極的賛成」という方式だ。
修正を勝ち取った形での法案成立は、首相だけの功績ではないと主張できるとともに、改憲争点化を図る与党の思惑に肩透かしを食わせられる。
07年度予算案の衆院通過を待って3月に衆院で可決、4月中に参院で成立させれば、参院選まで3カ月近くを残して論戦は終わり、争点化は避けられる可能性が高い。参院選へ向け社民党とはすでに秋田、富山選挙区で統一候補を擁立しており、選挙協力は維持できるとの判断だ。
民主党幹部は22日、「24日の役員会で方向性を出したい」と語った。ただ、党独自の法案を昨年の通常国会に提出した際、憲法改正以外の国政課題を対象とする「一般的国民投票」を盛り込むことで党内左派を説得した経緯がある。与党はこの修正には応じない方針で、民主党内の調整が難航することも予想される。
毎日新聞 2007年1月23日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070123ddm005010083000c.html
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