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(回答先: ポピュリズムの謳歌 今本秀爾(社会評論家) 投稿者 天空橋救国戦線 日時 2007 年 1 月 22 日 07:25:37)
http://sp.mt.tama.hosei.ac.jp/users/igajin/home2.htmより転載。
1月21日(日)
タレントからそのまんま知事へ
夕食をとっているときに電話がありました。『日刊ゲンダイ』からです。
官製談合事件で知事が逮捕され出直し選挙となった宮崎県知事選の投票率が、前回よりも10ポイントほど高いというのです。私は、ピンと来ました。
「そうすると、意外な結果になりそうですね」
それから1時間ほどして、テレビに速報が流れました。宮崎県知事選挙で、そのまんま東さんが当選確実になったというのです。
「やっぱり」と思いました。多分、そうなるだろうと思ったから、『日刊ゲンダイ』の記者さんも私に電話してきたのでしょう。
そうなると思いましたから、私もそのまんま東さんの当選を前提にして話をしました。これは参院選の前哨戦という意味もありますから、自民党にとっては大きな打撃になるだろうと……。
逮捕された前知事は自民党を与党としていました。県議会もオール与党です。
そのような構図があるから、知事に対する議会のチェックが働きません。というより、利権構造の中にはめ込むために、与党の勢力が周りを固めているのです。知事が替わっても県が別であっても同じような談合事件が起きるのは、このような構造がほとんど同じだからです。
このような構造自体を打ち砕かなければ、いつまでたっても事件はなくなりません。新しく知事になるそのまんま東さんは、このような利権構造を打破できるのでしょうか。それとも取り込まれてしまうのでしょうか。
それは分かりません。しかし、はっきりしていることが一つあります。
これまでのやり方に対して、県民ははっきり「ノー」と言ったということです。これまでのあり方に異議を申し立て、それを変えるために県民はそのまんま東という候補者を使ったのだと思います。
そのまんま東という人は、これまでのような過去から決別するための手段として利用されたのです。東さんの当選は、自民党によって推された候補以外を選択するという県民の意志を明確に示しています。
この宮崎県知事選挙の結果は、もう一つの選択肢として使える候補者を擁立すれば当選の可能性があるということを示しています。与党候補がいかに強力に見えようとも、その足下は徐々に崩れて始めているのではないでしょうか。
参院選挙では大雪崩が起きそうです。そのためにも、野党は力を結集して、もう一つの選択肢を提起していって欲しいものです。
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