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(回答先: 植草氏保釈 検察側が抗告。東京地裁は保釈の執行を停止。 投稿者 どさんこ 日時 2007 年 1 月 20 日 08:52:39)
痴漢で起訴され、無罪が確定した東京都内の会社員、矢田部孝司(たかし)さん(43)が妻あつ子さん(40)と共著で「お父さんはやってない」(太田出版)を出版した。突然の逮捕、会社からの退職要請、心中未遂……。苦悩の2年間が克明につづられている。事件をヒントにした映画(周防正行監督)も20日、上映が始まり、夫妻は「えん罪に巻き込まれた家族の味わう恐怖を、ぜひ知ってほしい」と話している。【小林直】
<刑事がまくし立てる。「お前がやったんだろう。常習だな!」>(00年12月5日逮捕)
本は電車内で女性に陰部を触らせたとして、孝司さんが現行犯逮捕されるシーンから始まる。刑事は「車内の様子を思い出せ」と追及し、詳しく説明すると、副検事が「痴漢をやろうと様子をうかがっていたからだ」。眠れない日々が続いた。
<「死ぬなら一家で死なないと」。夫はそういうと両腕で(長男の)首を絞めた。私は慌てて長男を夫から引き離した>(01年7月5日)
起訴されると会社から自己退職を迫られた。無罪を主張した裁判でも有罪率99%超という現実がのしかかる。保釈された孝司さんはうつ状態になり、周囲に裁判支援を依頼したあつ子さんに「なぜ言いふらした」と当たった。「なぜ負けると決めつけるの?」。あつ子さんとの口論が続き、2人は疲れ果てた。
1審の懲役1年2月を覆し、東京高裁で無罪を勝ち取るまでに2年かかった。03年に会社への復職が認められたが、中途入社扱いのため、年収が逮捕前の水準まで戻ったのは05年。今も電車が怖く、乗ると、のどに何かが詰まっている感じになる。孝司さんは「裁判官が簡単に有罪にするから捜査がずさんになる。ぜひ本を読んでほしい」。
◇ ◇
本は300ページ、1524円(税別)。映画「それでもボクはやってない」は20日から上映中。
英文を読む
毎日新聞 2007年1月20日 10時45分 (最終更新時間 1月20日 11時44分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070120k0000e040016000c.html
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