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「いじめ自殺隠し発覚」「未履修黙認発覚」などの”教育問題”表面化を受けて 、火消しの形で急拠取りまとめられた形の「教育再生会議」一次報告。
実行力に疑問の声も出ているのは、これ迄の「中央教育審議会」などを頭越しで進めた焦りが目に見えているからか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここから)
社説
問題の解決に有効なのか 教育再生会議
2007年01月20日00時00分
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2007/m01/d20/NippoNews_4.html
安倍晋三首相の肝いりで発足した政府の教育再生会議が
、第1次報告案を大筋で了承した。24日の総会で正式決
定し、首相に提出するという。
報告案は、「ゆとり教育」の見直しなどを求める「4つ
の緊急対応」と「7つの提言」が柱となっている。
教育問題に対する国民の関心は極めて高い。多くの国民
が教育の現状を憂い、改革の必要性を痛感している。
教育改革を内閣の重要課題に掲げ、有識者の英知を結集
して問題に立ち向かおうとする政権の意欲と姿勢はまず、
率直に評価したい。
だが、報告案に盛り込まれた数々の提言が、教育現場の
抱える深刻な問題の解決にどこまで有効かどうかは十分な
吟味が必要だろう。教育の最前線で格闘している現場の声
を聞くとともに、国民的な合意形成の努力を怠ってはなら
ない。
報告案は昨年末に示された骨子案に比べると、具体的な
提言が確かに増えた。素案の段階で盛り込まれながら骨子
案で削られた「ゆとり教育の見直し」が復活したのは、そ
の象徴だ。
学力低下の一因とされる「ゆとり教育」に対する風当た
りは強い。詰め込み教育への批判を受け、小中学校の授業
時間は1970年代から減り続けてきた。「学校週5日制
の完全実施」「総合的な学習の時間の創設」「学習内容の
3割削減」に踏み切った現行の学習指導要領は「ゆとり教
育」の総仕上げともいわれる。
その「ゆとり教育」を見直すため、公立学校の授業時間
を10%増やすという。これでどんな教育効果が期待でき
るのか。「ゆとり教育」の検証とともに、かつて批判され
た詰め込み教育に回帰しない歯止めも真剣に考えねばなる
まい。
「教育委員会の抜本改革」も大きなテーマだ。教員の人
事権を都道府県教委から市町村教委へ移譲するとともに小
規模市町村教委は統廃合するという。第三者機関「教育水
準保障機関」(仮称)による学校や教育委員会の外部評価
も盛り込まれた。
ところが、伊吹文明文部科学相は教育委員会制度の見直
しに関して「中央教育審議会(中教審)にもう1度尋ねる
のが筋だ」としている。
この発言が象徴するように、首相直属の諮問会議である
教育再生会議と、実際の教育行政を担う文科省や中教審と
の関係や役割分担は必ずしも明確ではない。
教育再生会議が迷走してきた要因の1つも、ここにある
のではないか。
報告案の中に「道徳の時間」の確保と充実や、高校での
奉仕活動の必修化などが盛り込まれているのも気掛かりだ
。「規範意識」をすべての子どもたちに教えるためだとい
うが、首相が唱える「美しい国づくり」の教育論に迎合し
たような印象も否めない。教育現場が戸惑ったり、混乱し
たりする恐れはないのか。そうした慎重な配慮も求めてお
きたい。
=2007/01/20付 西日本新聞朝刊=
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここから)
□[やらせ教育基本法の元]授業時間1割増を教育再生会議提言(読売) 戦争とはこういう物
http://www.asyura2.com/07/social4/msg/164.html
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