★阿修羅♪ > 初心者質問板2 > 165.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: ジョン・メイナード・ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』解説 投稿者 ワヤクチャ 日時 2008 年 1 月 13 日 21:17:13)
皆さん、こんばんは。
ワヤクチャさん、また読み応えのある解説のご紹介、心から感謝します。いや、ネットの世界は実に奥が深い。ネットでは「山形浩生」さんのお名前もよく目にします。「山形浩生」さんのご出身は文系(ご専門は経済学?)と思いますが、理系的なセンスも感じさせますね。有名な経済学の大家について、日本語で書かれた(出来れば日本人著者による)解説を読み漁るのはいいかもしれませんね。信頼の置ける著者が、経済学の大家(もちろん、マルクスを含む)による理論をどのように受容したかを知ることは、目を通すだけでも経済学の勉強になるような気がします。
では、失礼します。
--------------------
http://cruel.org/krugman/generaltheoryintro.html
ジョン・メイナード・ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』解説
Intro to Keynes General Theory (2006)
Paul Krugman
山形浩生 訳
要約: 「一般理論」のすごさは、それが有効需要の問題をきちんとうちだして、セイの法則(供給は需要を作る)と古典金利理論を打倒したことだ。それは経済の見方を完全に変え、ケインズ批判者も含めていまや万人がケインズの枠組みで経済を考えている。今見ると冗長に思える部分も、ケインズが当時の古典経済学の常識を破壊した結果としてそう見えるだけだ。そして金融理論の過小評価というありがちな批判は、当時の(いまの日本と同じく)超低金利環境の反映であり、理論の中では重要性も指摘されている。真に画期的な名著。必読。
General Theory初版、1936
--------------------------------------------------------------------------------