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(回答先: 和室の血痕、L字状 切り取って隠滅か 香川の3人不明(朝日新聞) 投稿者 シジミ 日時 2007 年 11 月 21 日 20:16:15)
http://www.asahi.com/national/update/1121/TKY200711210172.html
2007年11月21日18時06分
香川県坂出市のパート従業員三浦啓子さん(58)と、孫の山下茜(あかね)ちゃん(5)、彩菜(あやな)ちゃん(3)姉妹が行方不明になっている事件は、何者かが隠蔽(いんぺい)工作をしたとみられる形跡が相次いで明らかになっている。一方で、玄関の血痕は残したままにするなど、ずさんさも目立つ。不可解な現場を残し、3人はどこへ消えたのか――。
●不可解な室内
15日午後11時前。姉妹の母、佐智子さん(34)は電話で、自宅隣に住む実母の三浦さんに「もう寝るわ」と告げた。電話口には、遊んでいる姉妹の声が聞こえていた。
その9時間後、事態は急変する。佐智子さんが姉妹を迎えに行くと、3人の姿は消え、三浦さんの自転車や靴、携帯電話がなくなっていた。和室の床には、大人1人の致死量に達するほどの血痕が残されていた。
「失跡なのか、連れ去りなのか」。県警は揺れた。何者かが押し入った形跡はない。三浦さんの財布は現金が入ったまま残っていた。和室の床に敷かれたカーペットは一部がL字状に切り取られていた。
「三浦さんが見つかれば、すべてわかる」。県警は携帯電話が発する微弱な電波から居場所を突き止めようとした。坂出市内に電話機があることはわかったものの、17日午後4時を最後に電波は確認できなくなった。
●血痕隠す意図
加害者の意図は何なのか。肉眼でわかる和室の血痕は、切り取られたカーペットの下の畳部分に集中していた。何者かが付着した血痕を隠そうとして切り取ったが、すでに畳に染みこみ、目的を果たせなかったとみられる。浴槽外側からも血液反応が検出されており、付着した血を洗い流そうとした可能性がある。
自転車のワイヤ錠は、自宅の南側にある土手の草むらに落ちていたとされる。三浦さんが孫娘を連れて出かけたように第三者が見せかけたが、途中で錠を落とした疑いも浮上している。
一方、玄関の土間には血痕を足で踏んで滑ったような跡が残っていた。なぜ、完全に消そうとしなかったのか。捜査幹部は「わからないことが多すぎる」と漏らした。
●目撃情報なし
DNA鑑定の結果、現場に残された血痕は3人の血液のDNA型と一致した。坂出署の捜査本部は、3人とも危害を加えられた可能性が強まったと判断。屋外で3人の姿を見た人がいないことから、移動に車が使われた疑いがあるとみている。
3人が姿を消したとみられるのは16日午前1〜5時前後。この時間帯に新聞販売所従業員が付近で白い乗用車が止まっているのを見ているが、16日かはっきりしないという。ただ、16日午前5時すぎには、エンジン音を住民が聞くなど、車に関する複数の証言が捜査本部に寄せられている。
姉妹の父、清さん(43)は同7時20分ごろ、三浦さん宅の方向から玄関の引き戸が開け閉めされる音を聞いた。「いつもの開け方だった」と清さんは証言する。出て行ったのは誰なのか。捜査本部は不審者の洗い出しを急いでいる。