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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20070925/20070925_017.shtml
福岡県捜査二課と博多署は25日、生活保護受給者から遺族年金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、福岡市博多区保健福祉センターの元職員安永郁尚容疑者(50)=同県古賀市谷山=を逮捕した。
調べでは、安永容疑者は生活保護支給担当時、同区内の男性(26)から、きょうだいへの遺族年金支給により生活保護費が減額されると生活が苦しくなるとの依頼を受け、2003年2月下旬、「遺族年金を事務所に持ってきたら、生活保護費が満額支給できる」などとうその説明をし、男性の弟と妹に支給された遺族年金計約十数万円をだまし取った疑い。容疑を認めているという。
生活保護費は遺族年金が支給されると減額されるが、安永容疑者は男性の生活保護費の減額手続きをしていなかった。
01年6月から03年2月まで、男性のきょうだいに支給された遺族年金を毎回事務所に持ってこさせ、計約240万円をだまし取っていたとみられ、県警は余罪を調べる方針。
同センターが今年6月、詐欺容疑などで博多署に告訴していた。
=2007/09/25付 西日本新聞夕刊=
2007年09月25日14時34分