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□さくらの放火:地検、元従業員を起訴 /栃木 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070704-00000085-mailo-l09
さくらの放火:地検、元従業員を起訴 /栃木
7月4日12時2分配信 毎日新聞
さくら市の保険金目的の放火事件で、宇都宮地検は3日、那須烏山市高瀬、会社員、増子千尋容疑者(27)を非現住建造物等放火の罪で宇都宮地裁に起訴した。同事件をめぐり同罪で起訴されたのは伴義雄被告(47)に続き2人目。
起訴状によると、増子被告は小林広容疑者(58)=非現住建造物等放火容疑で逮捕=や伴被告らと共謀。03年1月7日午前2時25分ごろ、旧喜連川町(現さくら市)早乙女にある、小林容疑者所有の物置兼住宅で、燃焼中の石油ストーブの燃焼筒に灯油を注ぎ、木造平屋建て建物約25平方メートルを全焼させた。
同地検は4日、拘置満期を迎える小林容疑者と同容疑者が経営する会社の従業員、野沢正人容疑者(27)=同市小入=も同罪で起訴する見通し。
事件は、首謀者とされる小林容疑者が放火を指示。当時、物置で寝泊まりしていた伴被告が火を付ける実行役で、同社の元従業員だった増子被告らは灯油などを運び込む役割だったとみられる。
火災により、小林容疑者には保険金約600万円が支払われており、県警は保険金をだまし取った詐欺容疑での立件を目指す。ただ、保険会社から被害届が提出されていないことなどから遅れが出ており、起訴拘置中に同容疑で再逮捕する方針とみられる。【山下俊輔】
7月4日朝刊
最終更新:7月4日12時2分