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(回答先: なぜ交通事故は減らないか1:自動車事故は確率的に不可避[JANJAN] 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2007 年 3 月 17 日 00:59:58)
園児26人死傷事件で、犯人が重過失を犯したと言えないなら、被害を増したのは何者だったのか。
マスコミ上では不思議な位に分析する者が皆無だが。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここから)
なぜ交通事故は減らないか(2)地域の事故を激減させる
には(janjan)
http://www.janjan.jp/living/0703/0703041027/1.php
前回(確率的に不可避)取り上げた川口の保育園児死傷事
故では、加害者の悪質性だけが強調されているが、それだ
けでよいのだろうか。事故当時、現場の道路は速度規制が
設けられていなかった。つまり一般道路として、時速60
kmまでの走行が法規上は許されていたのである。
たしかにドライバーの側にも、制限速度にかかわらず、
それぞれの状況に応じた安全な速度で運転する責任はある
が、事故後に、時速30kmの規制が設けられることにな
り、標識を取りつける工事の様子がテレビでも放映された。
いずれにしても、保育園児が散歩する道路で、ガードレ
ールもなく、時速60kmで自動車が横を走り抜けてもか
まわないという道路のあり方に問題はないだろうか。すで
に筆者の過去の記事で紹介したように、英国で交通事故防
止を訴えるSafespeedという団体のサイトでは、
自動車が人に衝突した場合、時速30kmを超えると重傷
率が、さらに時速40kmを超えると死亡率が急激に増加
することが示されている。1.にその関係を再掲しておく
。
このような状況に対して、すでに国内のいくつかの自治
体では、自動車が時速20〜30km程度までしか出せな
いように物理的にコントロールする対策が実施されている
。2.は、品川区旗の台地区にある「コミュニティゾーン
(現在は「くらしのみちゾーン」と改称)」である。写真
でカラー舗装の部分は、道路が少し盛り上げてある「ハン
プ」という構造で、自動車が一定以上の速度で通過すると
振動が加わり、物理的な警告がなされるようになっている
。また手前には標識があり、その存在を強調するサインが
ある。
また3.のように、車道を狭めることによって、そもそ
も自動車がスピードが出せない構造になっているし、歩道
も充分なスペースが取ってある事例もある。車道上に見え
る矢印型のマークは「イメージハンプ」と呼ばれ、実際は
路面に塗装しただけであるが、錯覚を利用して路面に突起
があるような印象を与えてドライバーに注意を喚起する対
策である。もちろん、緊急自動車の通行には支障がないよ
うに事前に検討されている。
これらは、各地で実際に設置されているものであって、
この対策により地域内の交通事故が激減する効果が報告さ
れている。
国交省のホームページでも、導入を促進する情報を提供し
ている。自治体が「やる」と言えば、できる対策なのであ
る。加害者への報復を求める署名が多数集まる一方で、こ
うした物理的対策を普及させようという声が起こらないこ
とは不思議である。前回も指摘したとおり、交通事故に関
して、市民に適切な情報が伝えられていないためである。
(続く)
[上岡直見]
〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここまで)
「厳罰化キャンペーン」より「欠陥道路改善」を早急に行わない限り、「列に車」で死傷事故が多数ヒットし続ける実態は変わらない。
マスコミ上でその声を抑えているのは何だろうか?