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長野県警は自他殺両面で捜査、民事の判決は「他殺」認定 [朝日新聞]
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投稿者 white 日時 2007 年 1 月 24 日 13:30:26: QYBiAyr6jr5Ac
 

□長野県警は自他殺両面で捜査、民事の判決は「他殺」認定 [朝日新聞]

 http://www.asahi.com/national/update/0123/TKY200701230311.html

長野県警は自他殺両面で捜査、民事の判決は「他殺」認定

2007年01月23日22時09分

 長野県塩尻市内の河川敷で02年、燃えた車の内外で男女の遺体が見つかり、同県警が無理心中と他殺の両面で捜査を続けている事件で、死亡した同市の会社員酒井宏樹さん(当時24)の母親が、住友生命保険(本社・大阪市)を相手取り死亡保険金約3500万円の支払いを求めた民事訴訟の判決が23日、長野地裁飯田支部であった。松田浩養裁判長は「第三者による他殺と認められる」と認定、「自殺」と主張して保険金を払っていない同社に支払いを命じた。

 捜査機関が捜査を継続している段階で、民事判決が「他殺」と認定する異例の展開になった。

 事件は02年10月12日夜、塩尻市の奈良井川河川敷で宏樹さんの乗用車が燃え、車内で宏樹さん、車外で宏樹さんと交際中の東京都の女優の女性(当時24)の遺体がそれぞれ見つかった。女性には複数の刺し傷があった。

 発生当初から無理心中との見方が強く、宏樹さんが契約していた住友生命は「支払い責任開始から2年以内の自殺なので、支払い義務はない」と拒否。母親が「何者かに殺害された」と03年12月に提訴した。

 判決は、宏樹さんの亡くなる直前のメールや電話内容、直前に時計を修理していたことなどの状況証拠を踏まえ、「死の直前まで生活の継続を前提として暮らしていた」と指摘。「突発的に自殺を決意し、交際相手を殺したり、車に放火したりしたと合理的に説明することは極めて困難」とし、「(2人は)何者かに殺害されたと考えるのが自然」と結論づけた。

 住友生命側は、最後の電話から事件発覚まで約1時間というわずかな時間で2人を殺害し逃走するのは不可能だと主張していたが、判決は、犯人が顔見知りの複数犯であれば「2人を拉致か誘い出し、殺害することは容易だった」と判断した。

 母親の倫子(のりこ)さん(51)と父親の覚(さとる)さん(53)は「殺人事件」として塩尻署に被疑者不詳で告訴し、県警に捜査本部設置を求める行政訴訟も起こしたが、却下された。「最後の手段」が生命保険会社の提訴だった。

 住友生命は「判決をまだ見ていないのでコメントできない」とした。

 民事での「他殺」認定を受けて県警は、「判決の詳細はわからないが、民事裁判の結果がどうであれ、無理心中と他殺の両面で引き続き捜査するという方針は今後も変わらない」と話している。


▽関連記事

□民事で「他殺」認定=生保に保険金支払い命令−塩尻の男女死亡・長野地裁支部 [時事通信]

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070123-00000121-jij-soci

民事で「他殺」認定=生保に保険金支払い命令−塩尻の男女死亡・長野地裁支部
1月23日18時1分配信時事通信

 長野県塩尻市で2002年、燃えた乗用車の内外から男女2人の遺体が見つかった事件で、死亡した同市の会社員酒井宏樹さん=当時(24)=の母親(51)が、生命保険会社に死亡保険金約3500万円の支払いを求めた訴訟の判決が23日、長野地裁飯田支部であった。松田浩養裁判長は「第三者による他殺と考えられる」として、生保に保険金全額の支払いを命じた。
 県警塩尻署が無理心中による自殺と他殺の両面で捜査を継続する中、民事裁判が他殺と認定する異例のケースとなった。 

最終更新:1月23日20時1分


□<長野男女変死>他殺認め保険金支払い命令 地裁支部 [毎日新聞]

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070123-00000105-mai-soci

<長野男女変死>他殺認め保険金支払い命令 地裁支部
1月23日20時3分配信毎日新聞

 長野県塩尻市で02年、男女2人の遺体が見つかった事件で、死亡した会社員、酒井宏樹さん(当時24歳)=同市広丘堅石=の母倫子さん(51)が住友生命保険(大阪市)を相手取って保険金の支払いを求めた訴訟の判決が23日、長野地裁飯田支部で言い渡された。松田浩養裁判長は「2人は何者かに殺害された」とする原告の主張を全面的に認め、同社に保険金約3500万円の支払いを命じた。長野県警は「無理心中と他殺の両面で捜査中」としており、同社は自殺免責を理由に保険金を支払っていなかった。
 訴状などによると、02年10月12日夜、同市広丘郷原の奈良井川河川敷で、宏樹さんの乗用車が燃えているのが見つかり、車の中から宏樹さんが、約10メートル離れた路上で交際していた会社員、渡辺芳美さん(当時24歳)=東京都中野区本町=が遺体で発見された。渡辺さんには刺し傷があった。
 県警塩尻署は当初、現場の状況などから無理心中の可能性があるとみて捜査していたが、倫子さんは「自殺する動機がない。何者かに殺害されたもので、保険金の支払い義務がある」と主張、03年12月に提訴した。一方、同社は「現場の状況から殺害は不可能だ」などと反論していた。
 松田裁判長は「宏樹さんに自殺の前兆とみられる言動は認められず、渡辺さんを殺害する動機もない。宏樹さんらを拉致あるいは誘い出し殺害することは容易だった」と認定、「何者かに殺害されたと考えるのが自然というべきだ」と判断した。
 倫子さんと父覚さん(53)は02年、被疑者不詳で同署に殺人容疑で告訴。03年には県警本部長を相手取り、捜査本部設置を求める訴えも起こしたが、長野地裁は04年に訴えを却下している。今回の判決後、倫子さんは「ありがたい判決で感無量だ」と話した。
 判決を受け、塩尻署の田中道雄副署長は「捜査は民事の結果には左右されない。捜査を継続する」とコメントした。また、住友生命大阪広報センターは「判決文を見ていないのでコメントできない」と話している。【神崎修一、江連能弘】


最終更新:1月24日0時40分


□「男性は他殺」長野の変死事件に保険金全額支払い命令 [読売新聞]

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070123-00000108-yom-soci

「男性は他殺」長野の変死事件に保険金全額支払い命令
1月23日23時29分配信読売新聞

 長野県塩尻市で2002年10月、燃えた乗用車内などで交際中の男女2人の遺体が見つかった事件があり、男性の母親が、住友生命(本社・大阪市)を相手取り生命保険金約3500万円の支払いを求めた訴訟の判決が23日、長野地裁飯田支部であった。

 自殺を理由に保険金の支払いを拒否した同社に対し、松田浩養(ひろやす)裁判長は「自殺する動機は見当たらず、男性の死は第三者による他殺と認められる」として保険金全額の支払いを命じた。男性の死を巡っては、県警が自殺と第三者による殺人の両面で捜査を続けている。

 訴えていたのは、塩尻市の会社員酒井宏樹さん(当時24歳)の母親、倫子(のりこ)さん(51)。02年10月12日夜、河川敷で車が燃え、車内に宏樹さんの焼死体が、車外に刺し傷のある東京都の女性(当時24歳)の遺体があるのが見つかった。

最終更新:1月23日23時29分


□長野男女変死 両親の思い民事訴訟で実る 警察は捜査中 [毎日新聞]

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070124-00000009-maip-soci

長野男女変死 両親の思い民事訴訟で実る 警察は捜査中
1月24日9時53分配信毎日新聞

 「警察にはもう一度最初から捜査していただきたい」。長野県塩尻市の河川敷で02年10月、乗用車が炎上し、会社員、酒井宏樹さん(当時24歳)と交際していた同、渡辺芳美さん(同)が遺体で発見された事件。長野地裁飯田支部は、「他殺された」とする宏樹さんの母倫子さん(51)の主張を全面的に認めた。県警が自殺と他殺の両面で捜査を続ける中、「宏樹の汚名を晴らしたい」という両親の思いが民事訴訟で実った。
 倫子さんは判決直後、「宏樹、良かったね」と心の中でつぶやいたという。記者会見で涙を浮かべた。裁判が始まってから公の場で初めて流す涙だった。息子の無実を祈り続けた4年3カ月だった。遺体発見後、県警塩尻署から「無理心中の可能性が高い」と説明を受けた。一度は納得したが、葬儀に訪れた宏樹さんの友人に「無理心中なんてありえない」と指摘され、泣き伏せていた倫子さんは「息子のために」と立ち上がった。
 02年11月、県警に被疑者不詳のまま殺人容疑で告訴したが、捜査は進まなかった。県警を相手取り、殺人事件として捜査本部を設置するよう求めた行政訴訟も04年6月に却下された。最後の手段として残されたのが、保険金の支払いを求める民事訴訟だった。倫子さんは法廷で「自殺を図る動機はない」と訴えた。
 裁判に証拠として提出したのは、死亡直前に撮影した笑顔の2人の写真。倫子さんが大切に保存していたものだった。判決では「2人の関係はうまくいっており、(宏樹さんが女性を)殺害することはない」と結論づけた。倫子さんは「無理心中をするような子じゃないということを分かってほしかった。周りの人の温かさを感じる4年だった」とほっとした表情を見せた。【神崎修一】

最終更新:1月24日9時53分


□塩尻の男女焼死:保険金支払い訴訟 他殺認定、2人の死「真相究明を」 /長野 [毎日新聞]

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070124-00000120-mailo-l20

塩尻の男女焼死:保険金支払い訴訟 他殺認定、2人の死「真相究明を」 /長野
1月24日12時2分配信毎日新聞

 ◇遺族ら、捜査本部設置訴え
 塩尻市の奈良井川河川敷で男女2人の遺体が発見された事件で、遺族が保険会社に保険金の支払いを求めた訴訟。地裁飯田支部(松田浩養裁判長)が23日に言い渡した判決は「他殺」と主張した原告の訴えをほぼ全面的に認め、保険金全額の支払いを命じた。遺族らは「捜査本部を立ち上げ、真相究明を」と訴えた。
 訴訟は死亡した同市広丘堅石、会社員、酒井宏樹さん(当時24歳)の母倫子さん(51)が起こした。宏樹さんは02年1月、倫子さんを受取人に生命保険契約を結んだが、自殺の疑いがあるとして、支払いを拒否されていたからだ。倫子さんらは「保険金の支払いが目的ではなく、事件の真相を明らかにするため、提訴した」という。
 第1回口頭弁論は04年3月に開かれ、昨年10月までの間、3回の口頭弁論が開かれ、04年10月には事件現場で、現地見分も行われた。
 判決で松田裁判長は、「自殺や心中の動機はなく、宏樹さんが殺害されたと考えるのが自然だ」との述べ、原告の主張を全面的に認めた。代理人の長谷川洋二弁護士によると、自殺や無理心中と思われていた事件が、民事裁判で「他殺」と認められたケースは極めて珍しいという。
 長谷川弁護士は「警察の初動捜査の見込み違いが大きい。何とか捜査本部を立ち上げてもらえるよう、県警本部長や知事に訴えたい」と話した。父の覚さん(53)も「長野県警と塩尻署には何の恨みもないし、感謝している。他殺と認定されたわけだから、メンツを捨てて、捜査本部を立ち上げてほしい」と述べた。【神崎修一】
 ◇県警「今まで通り捜査を継続」
 県警は現在、塩尻署で捜査を継続している。捜査中のため、資料は民事訴訟に提出していない。塩尻署の田中道雄副署長は「県警は民事訴訟の当事者ではない。今まで通り、無理心中か第三者による他殺の両面で捜査を継続していく」とコメント。地裁飯田支部は宏樹さんの死亡について他殺と認定し、無理心中の可能性を否定したが、「警察が捜査した書類の審査ではない」とした。
 被告の住友生命保険(大阪市)の大阪広報センターは「今後については判決文の内容を精査して決めたい」とコメントした。【江連能弘】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇地裁飯田支部の判断
 宏樹には、突発的にでも自殺を決意したことを充分納得できるような絶望的な状況におかれていたものと認めることはできない。宏樹と女性にも自殺や殺人に発展するような険悪な様子はまったく感じられない。宏樹が女性を殺害する充分な動機や証拠は存在しない。宏樹は死の直前まで生存や生活の継続を前提として暮らしていた。
 宏樹が自殺だとすると、自ら命を絶つだけでなく交際女性を刺殺し自動車も炎上させて自殺したことになるが、そうした凶悪かつ激烈な行為を行ったことを合理的に説明することは極めて困難。仮に無理心中を図ったとしても車両まで燃やす必要があったか疑問。総合すると、2人は第三者である何者かに殺害されたと考えるのが自然。犯人が第三者に目撃されずに宏樹らを殺害し逃走を図ることは容易だった。(敬称略)
1月24日朝刊


最終更新:1月24日12時2分

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