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朝青龍、八百長報道は「全くのウソ」/大相撲 (2/2ページ)【サンスポ】
http://www.sanspo.com/sports/news/081004/spf0810041207002-n2.htm
2008.10.4 05:05
土俵の頂点に立つ横綱が、司法の場で“ガチンコ勝負”だ。朝青龍が、「平成18年九州場所で八百長をして全勝優勝した」などと報じられた記事内容について、「ありません」と完全否定した。記事で八百長の中心人物とされたことに、「悲しい。いろんな思いを含めて情けない」と心境を吐露した。
秋場所を途中休場した朝青龍はこの日、まげを結い紋付き羽織はかま姿。うそを付かないとの宣誓した後、「よろしくお願いします」。通常の1人掛けのいすと異なり、特別に用意された長いす(5、6人がけ)に座った。
傍聴席に照れたような笑みを見せた朝青龍は、協会側の弁護士が、記事で指摘された各取組の八百長疑惑などを尋ねると「ありません」「うそです」と、短い言葉でテンポよく回答した。
だが、被告の講談社側の弁護士が矛盾点を引き出そうとする質問には厳しい表情に。具体的な取組について「相手が自ら土俵を割ったのではないか」と同社側の弁護士からただされ、「真剣勝負をやっているのに残念です。あなたが相撲を取ってみますか」と問い返す場面もあった。
さらに、講談社側から八百長の具体的内容や仲介者とされる人物らについて尋ねる質問が続くと、「知らない」「わからない」と、投げやりとも取れる返事を連発。「十分なけいこをしていると思うか」と尋ねられると、不快そうに「なぜ、あなたに答えないといけないのか」と気色ばんだ。朝青龍は今回の出廷に備え、協会側の吉川精一弁護士らと数回にわたって打ち合わせた。「どんな質問でも、冷静さを保って」「わからない質問には、わからないと答えて」などと想定問答を繰り返しており、“爆発”は回避した。
約50分の尋問を終え、東京・両国国技館に戻った横綱は「正々堂々と誓いながら(八百長が)ないことを説明し、はっきりと言った。(言いたいことは)全部出した。みんなが納得できること、正しいことを伝えた」と言い切った。
今回、「散発的に報じられる八百長疑惑に決着をつける」と提訴に踏み切った協会だが、逆に八百長疑惑への関心を一気に集めてしまった。結末が勝訴であれば、協会は完全な被害者になるが、“ガチンコ”だけに裁判の行方は不透明。力相撲のせめぎ合いが続く。